戦車という兵器について考えてみる | Mr.Gの気まぐれ投資コラム

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香港を拠点に活動する個人投資家であり、自称「投資戦略予報士」Mr.Gがお伝えする海外投資の生情報。
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ドイツがゼレンスキー氏の要望に応えてレオパルト2という欧州では主力の戦車をウクライナに提供することを承認したというニュースが世界を駆け巡り、近代戦争においては余りクローズアップされることのなかった「戦車」という兵器に注目が集まっている。

 

思えば1年前は、ロシアの戦車がジャベリンミサイルという対戦車兵器でボコボコにされているというニュースが駆け巡っていたが、1年経って今度は戦車をウクライナに提供するってのは正直?でしかない。

 

わたしは、乗りもの好きで、かつ兵器マニアだが、2輪も4輪もスポーツ車しか興味がなく、兵器と言っても銃器と刃物というアナログな兵器にしか惹かれないので、「戦車」という兵器にはあまり深く興味を持ったことがなかった。

 

戦車は、キャタピラーが付いていて悪路走行性に富み、亀の甲羅のような強固な装甲で固められ、巨大な大砲を備えた、モビルスーツのような乗り物で、中にはデザイン的にも格好いいと思えるものがある。

 

第二次大戦中のモデルから基本的にドイツの戦車はカッコイイという印象はある。

日本の10(ヒトマル)式戦車も機動力がありハイテク装備でなかなかカッコよいし、個人的にはイスラエルの戦車がデザイン的には好きかもしれない。

 

色々なサイトで、世界のどの戦車が最強だとか、値段が高いのはどの戦車であるとかの情報があって面白いが、どうも性能面での比較となると自分にはピンとこない。

 

たぶん、いかなる高性能な戦車だとしても、「自分では戦場で乗りたくない」という気持ちが働いているのだろう。

 

ゼレンスキー氏がドイツのレオパルト2を熱望した背景には、「乗務員の生存率の高さ」という話もあるが、基本的に戦車という兵器が、走る棺桶っぽいことに変わりはない。

 

そしてその事は、1年前にウクライナが証明している。

 

では、今更なぜウクライナは戦車という兵器を欲しているのか?

 

たぶん、戦車がなければ領土を取り返すことが難しいからだろう。

 

しかし、いくら高性能な戦車を投入しても、ロシア側が以前のウクライナと同じように対戦車ミサイルを使ってくるとか、戦車キラーの戦闘ヘリでボコボコにされるとか?ってことは起こらないのだろうか?

 

ロシア側の対戦車兵器に関する情報は今のところネット上にはあまりないが、対戦車兵器はあるにはあるようだ。

9M113 (ミサイル) - Wikipedia

ロシアが攻撃ヘリと新世代ドローン用の新しい対戦車ミサイルを公開 - ロシア・ビヨンド (rbth.com)

 

もしくは、ウクライナ平原でのドイツ戦車対ロシア戦車の戦車戦が展開されるかもしれない。

ドイツがレオパルト2提供の承認を渋っていた理由は、第二次大戦でスターリンがナチスドイツを降伏に導いた独ソ戦のを彷彿とさせるからだと言われているが、まさにその絵が実現する。

 

そうなった場合、スターリンを崇拝するプーチンとしては、この戦いは死んでも負けられない戦車戦となるだろう。

 

ゼレンスキーが、それを望んでレオパルト2の提供を熱望したとすれば相当なMだ。