イケオジですが、なにか? | Mr.Gの気まぐれ投資コラム

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50代グダグダちょい悪おやじMr.Gの趣味と海外投資に関するコラムです。
香港を拠点に活動する個人投資家であり、自称「投資戦略予報士」Mr.Gがお伝えする海外投資の生情報。
ねだるな勝ち取れ、さすれば与えられん!

 

男性の魅力で若さと若さゆえの青さに勝るものはないようにも思うが、今はなぜか「イケオジ」とか呼ばれるオジさんが若い女性にモテる時代になったようだ。

 

もちろん、このコンセプトはメディアが金持ちのジジイを扇動してカネを使わせるマーケティング戦略に過ぎないが、本当に50歳オーバーのジジイが若い女の子にモテるとすれば、その原因は女性の生存本能に基づくのではないかと推測する。

 

女性の子宮が今の世の中に警鐘を鳴らしているとしか思えないが、女性特有の生存本能が生き残りの為により強い種を求めているとしたら理解できなくもない。

 

10年前に書いた「バブル期のモテる男の条件」を読み返してみて思ったが、当時の20代男性にはジジイには負けない気概というか勢いがあったように思う。

モテる男の条件 | Mr.Gの気まぐれ投資コラム (ameblo.jp)

 

残念なことに、今の20代30代の男性にはあの時のような無知で無謀な勢いが感じられない。

そういう気合いや根性とは無縁のスマートな生き方には、「与えられた運命を素直に受け入れる」という美学が感じられなくもないが、明らかに怒濤の時代を生き延びれるスタイルではない。

 

今のイケオジと呼ばれる人たちは40~60歳代くらいが対象らしいが、彼らがバブル崩壊後の空白の30年間を勝ち残ってきて未だに魅力的な男性であるとすれば、今の若い男性でいくらイケメンで金持ちだとしても、とても勝ち目はないだろう。

 

しかし、イケオジの大半は結婚して家庭を持っているか、過去に持っていて、多くは競合する若者たちと同世代の子供を持っている。

 

そしてイケオジたちの間では、圧倒的に20代の女性と付き合うことがステイタスとなっており、言わば子供の年代の女性と付き合い、子供の年代の男性と競合しているというトチ狂った状況が生まれている。

 

私には息子が居ないので、息子と競合する感覚は分らないが、おそらく親父のほうは競合しているという認識は全く無いのだろう。

 

言わば息子と一緒にキャバクラに行って遊ぶような感覚かもしれない。

 

娘を持つ身としては、娘と同世代の女性と付き合うというシチュエーションを考えた場合、それが娘にバレて軽蔑されるのは想像するだけで恐ろしい。

 

しかし、親は同じ遺伝子をもった子供に恋愛感情は持てないようにプログラミングされているので、娘に対する愛情と、恋愛感情は全く異なるという現実はある(と信じたい)。

 

同世代の男性との恋愛や結婚に憧れている娘に対しては、年齢差というものをあまり気にしない方が良いとアドバイスしているが、さすがに父親として父親くらい年の離れた男性と付き合うをマジで勧めることはできない。

 

ただ、今の若い奴らは頼りなさげでとても自分の娘を任せられないとは感じている。

 

イケオジさん市場は、そんな頼りない同世代男子よりとつきあうよりも、イケオジと付き合う方が自分にとってメリットがあると感じ、イケオジ嗜好になっている女子と、そのイケオジ嗜好女子に認めらてモテたいとイケオジを目指すイケオジ予備軍によって構成されてると考えられる。

 

40代とかは、年齢的にイケオジ予備軍と言ってよいだろう。

 

私からすれば、40代とかまだ若者の部類でしかない。

 

イケオジの特徴としてよく言われていることは、1)清潔感 2)包容力 3)鍛えられた肉体 4)豊富な経験と精神的及び経済的余裕などだが、その中で圧倒的に若いハイスペ男子と比べて勝るものが有るとしたら、精神的余裕と包容力くらいだろう。

 

若いヤツでも金持ちは居るし、外観や肉体ではオッサンはどんなに努力したところで若者には敵わない。

スペック的には、かなりのハイスペオヤジでも若い奴らと比較すれば弱いと言わざるを得ない。

 

50代はある意味イケオジの成熟期だと言えよう。

自分でも50歳を超えてから、強がることを捨てたというか年下の女性にでも素直に甘えることをあまり恥ずかしいと思わなくなった。

自分ではこれを自虐的に「子供返り」と呼んでいるが、別の見方をすれば男性は歳をとることにより、その退化した脳ででもう一度青春を謳歌するチャンスを得るとも言える。

 

40代で成功者となり得たひとは、イケオジ予備軍として自分を磨き、50代になってその成熟期を迎えることが可能だ。

 

正直言って定年まで会社員の待遇に甘んじているような保守的なスタイルではダメかもしれない。

 

たとえ小さくとも何か自分のビジネスや自分が支配する世界を構築しているようでなければ、単に衰えていくのを待つだけとなり、イケオジどころではない。

 

イケオジはイケオジたる所以(ゆえん)は、過去の数々の成功体験や失敗体験から得られる包容力、目の前に立ちはだかる壁をいくつも乗り越えてきた自信から得られる精神的余裕に尽きる。

 

今まで上手く生き続けることができた人も、できなかった人もどちらも真のイケオジにはなれない。

 

リブログした10年前の記事で書いているが、女性が男性に対して究極的に求める要素は以下の2点に尽きるのかもしれない。

 

1)頭でお金を稼ぐ能力

2)肉体的に戦って勝つ能力

 

つまりは知力と体力だが、本来若い時ほどそのどちらも優れていてしかも伸びしろがある筈だ。

 

しかし、どんなに頭が良くても経験が足りていないとそれで勝てるかどうかは分らない。

そして若い時ほど知力と体力に優れている人間は自信過剰に陥りやすい。

 

いつ滅びるかもしれないような混沌とした時代を生き残って行くためには、数十年の間に数限りなく成功と失敗の体験を繰り返し、それでも心が折れずに立ち上がり続け、今でも前向きな希望と柔軟性を失っていない現役ジジイの戦闘力が必要とされる。

 

生存本能的に女性が男性を選ぶ上で究極の選択肢は、年齢に関係なく自分や自分の子供を守ってくれるであろう包容力とその信頼性に尽きる。

 

ここ数年で、何なかのギャンブル的な短期的投資で稼いだ若い「億り人」と、30代からオフショア積立を25年やってきて億の財を築いたオッサンを比較すると、後者に軍配が上がるのかもしれない。

 

30代40代をどう生きるかは、モテるイケオジを目指す上では確かに重要だ。

 

イケオジになりたければオフショア積立を25年やって60歳までに1億の資産を作り上げるべきだろう。

 

・・・なんだか「国債を持てる男子はモテる」的なオチになってしまった(笑)

 

※財務省が12年前(2010年)に実際にやっていたキャンペーン。