小切手を使った「渡航しないで休眠を解除する」というとんでもない超裏技が6年前の記事で紹介されているが、現在は電話ひとつで渡航せずにHSBC香港の休眠を解除することが可能である。
HSBC香港の銀行口座は、2年間全く資金の動きがなかった場合には確実に休眠口座(Dormant Accout)となり、休眠を解除するまではATMカードの使用を含め資金の移動は一切できなくなる。
ATMカードが何らかの理由で使用できない場合、多くはこの休眠が疑われるが、ATMカードを2年間使用していなくても、オンラインバンキングで資金の移動が行われていれば口座が休眠になることもないし、ATMカードだけが使用できなくなる事もない。
ATMカード固有の問題(カードの磁気不良やセキュリティ上の理由)で口座は休眠では無いがATMカードだけが使えないという場合もあり、インターネットバンキングにログインしてみなければ状況はわからない。
最も簡単な休眠を防ぐ方法は、インターネットバンキングでの自己口座内資金移動を年に1回くらいすることだが、これだけのこともせずに何年も放置されるケースが多い。
私の個人的な推定では、日本人の香港HSBC口座で休眠のまま放置されている口座は数万口座あると思われる。
今までは、休眠解除するために香港に渡航しなければならなかったが、昨年以降コロナで渡航が難しくなった為、電話での休眠解除か可能になっている。
英語に不自由が無い方であれば、自分で電話をすれば解決してもらえるだろうが、英語が話せない人の場合は、はっきり言って難しい。
今後いつになったら香港の検疫が解除されて渡航できるようになるのかは今のところ分らないので、休眠になっているひとはお金を払って人の手を借りてでも早い目に休眠解除しておいた方がよいだろう。
海外投資や海外口座のサポート専門会社「G-Confidence」に問い合わせれば英語が話せなくても解決してもらえる筈だ。
G Confidence Inc. (g-confidence.com)