RL360の日本からの撤退を阻止しよう! | Mr.Gの気まぐれ投資コラム

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50代グダグダちょい悪おやじMr.Gの趣味と海外投資に関するコラムです。
香港を拠点に活動する個人投資家であり、自称「投資戦略予報士」Mr.Gがお伝えする海外投資の生情報。
ねだるな勝ち取れ、さすれば与えられん!

相変わらずネット上の評価が最悪(笑)なRL360(旧ロイヤルロンドン)だが、なんとかならないものだろうか?

 

私はRL360の契約者でもあり、愛好家のひとりだが、RL360というブランドをこれ以上擁護し続けることができるかどうか自信がなくなってきた。

 

RL360を勧める人の多くがMLMであり、不適切な契約をゴリ押しする悪徳業者や詐欺まがいであるというのであれば、RL360を擁護し続ける私も同様に見られるだろう。

 

これは、かつてフレンズプロビデントの積立を勧めていた人が同じように悪徳業者扱いされていたのと酷似している。

 

このまま行くと、フレンズプロビデント同様にRL360(ロイヤルロンドン)も、日本居住者の申し込み受け入れを停止し、日本市場から撤退してしまう可能性が高いだろう。

それは、フレンズプロビデント同様にRL360が決定することであり、会社の方針によって決まるのであろうから私にはどうすることもできない。

結局、RL360にしてもITAにしても、日本人の市場などカスみたいなもので、どのような紹介のされ方をしていたとしても静かに一定の売り上げがあればよし、問題が起きたら切り捨てればいいや的な見方なのかもしれない。

 

それでも私としては、RL360の撤退はできることなら阻止したいと思っている。

その為には、RL360のユーザーや愛好家による、RL360の不当な悪評を積極的に排除する自主的な活動が必要かもしれないと感じている。

ネットの世界では、悪評以上に評価の高いレビューが沢山ネット上にあれば良いだけだ。

残念なことに、実際にRL360をやっている個人のポジティブなレビューというものは殆ど見当たらない。

それでも何万人かのユーザーが存在し、良いと思ってやっている人が何万人かはいるはずだ。

そういう人たちには是非声を上げて欲しい。

できることは色々あると思う。

私のようにブログを書くのもひとつだが、ネガティブな記事に対してコメントで反論することも可能だ。

 

まずは悪評の立つ背景というものを探ってみたいと思う。

 

日本居住者が購入可能な、唯一残されたマン島籍のオフショア・セービングプラン(積立ファンド商品)提供会社であるRL360(アールエル・サンロクマル)は、日本人にとって間違いなく守るべき貴重な(生き残る為の)命綱のひとつである。

にも関わらず、RL360のブランドを毀損し、それを勧める人たちをディスる記事や情報は多いのはいったい何故だろう?

 

RL360を勧める人たち(紹介者)の中には、実際に質の悪いひとが多いというのも事実なのかもしれないが、そもそも金融商品を勧める方々で、肩書き以上に人間として信用できる人など殆ど居ないというのも事実だ。

 

日本では、年間にたった数千人程度しか契約しないであろうニッチなRL360(ロイヤルロンドン)がディスられる理由は、それだけRL360を鬱陶しくて邪魔だと感じる「敵対する人々」がいるということの証明とも言えるかもしれない。

 

否定的な意見を述べるブログ記事やyoutubeなどで「ロイヤルロンドンは詐欺なのか?」というネガティブな部分に対する共通のコメントは、「紹介者がちゃんとした説明をせずに間違った契約を勧めている」という論旨が多く、金銭(紹介料)目当ての紹介者によるミスセル(不適切販売)を根拠に「買うべきではない」とか「すぐにでも解約すべきだ」というような論旨が大半である。

 

しかしながら、紹介者がクソだから解約すべきだとか、IFAがクソだから解約すべきというのは、少々乱暴な論理展開に思える。

 

また、紹介者が誇張して語りがちな運用利回りとそれを元にしたシミュレーションが、現実と乖離しているという部分から、詐欺的で洗脳的な金融セミナーに騙されたという類いの因縁の付け方も見受けられるが、顧客をIFAに紹介する紹介者が法的に見て販売者である場合にはそもそも違法である。

 

挙げ句の果ては、RL360のRSPが手数料の高く、絶対に儲からないゴミ商品であるという評価まである。

 

まさにRL360の敵対勢力からすれば、「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」といった感じだが、なぜその坊主が憎いのかと言えば、「自分が売れるかもしれなかった“他のもの”に突っ込ませるお金がそこに消えてしまった」からに他ならない。

 

結局2012年にFPI(フレンズプロビデント)が撤退を余儀なくされた黒歴史と同じく、同業者同士の足の引っ張り合いが貴重な機会を潰してしまうという愚かしい流れであり、売る側の論理によって一方的に情報がねじ曲げられているとしか思えない。

 

当時(10年ほど前)も、違法業者論、悪徳業者論というのがネット上で散々展開されたが、根本的にはMLM的な紹介料目当ての乱売によってブランドが毀損されたというのが、フレンズプロビデントが撤退を決定した最終的な理由であったと聞いている。

日本というちっぽけなカス市場とブランド毀損リスクを天秤にかければ当然の結果と言える。

 

10年前と比べて状況が異なるのは、積立NISAやiDeCo、国内で購入可能なインデックスETFなどを勧める国内専門の人たちがその無益なつぶし合いに参入している点と、10年前と比べると遙かに多くの保険代理店系FPがオフショアの商品をヤミで取り扱っているというところだろう。

 

つまり、10年前と比較すれば、国内の金融機関で積立商品販売プレッシャーがキツいというのと、保険会社の提供する個人年金商品が売れにくくなったことが、RL360のRSPなどの国内未登録金融商品への恨みとなって強まっている可能性はある。

 

ただ、10年位前のフレンズプロビデントの契約者数と比べれば、現在のRL360契約者の数は知れていて遙かに少ないし、あの頃のブーム的な勢いも無い。

 

市場の状況としては、契約者数でも営業的なイントロ(紹介者)の数でも、ITA(インベスターズトラスト)の方が圧倒的に多く、RL360派は少数化している。

その少数派であるRL360を勧める人は、何らかの理由でRL360だけを勧める傾向にあるようだ。

 

なぜ、ITA(インベスターズトラスト)の方が紹介者の数が多いのかと言えば、ITAの商品の方が売りやすい商品であるからに違いない。

そのあたり、ITAのマーケティングはRL360よりも今風でこなれていると言える。

 

しかし、ITAにおいても最近はコンプライアンスが強化され、一切会社名や商品名を出してはならないとかMLMでの販売は絶対禁止とか結構管理が厳しくなっており、必ずしも売りやすい商品という訳でもなくなってきている。

今後は、ITAからドミニオンキャピタルに流れていく紹介者も増えるかもしれない。

そして今度はITAの悪評を広めるのだろう。

 

本当に優秀な営業マンは、商品の善し悪しに関わらず何でも売れるが、本当に優れた商品を販売するのに優秀な営業マンは必要ない。

 

ただ、一般的には売りやすく(売れやすく)安全な(クレームの少ない)商品を選ぶのが営業の定石であり、そういった観点ではRL360よりもITAのほうが遙かに売りやすい商品だと言えるだろう。

 

とはいえ、RL360の紹介者が悪徳だとすれば、ITAの紹介者も悪徳ではないとは言えないし、所詮は同じ穴のムジナであることには違いない。

 

RL360の悪口を言ってITAを勧める人は多いが、ITAの悪口を言ってRL360を勧める人はあまり見かけないというのも不思議な現象だ。

 

RL360を扱っているIFAは、ITAも同時に扱っているからかもしれないが、ITAを扱っていないところでも露骨にITAの悪口は言っていないようだ。

 

RL360を扱っていて、ITAを扱っていないIFAは、たとえば香港のNoble Apex(ノーブルエイペックス)とか、タイのMeyer Asset Management(メイヤー)などが挙げられるが、方針としてITAを扱わないというのが明白であるにも関わらず、そのチャンネルの紹介者がITAをネット上でディスっているのを見かけないのは行儀が良いというかまともな気がする。

結局、似たような商品や会社の悪口を言ってしまうと、最終的には自分の足を引っ張ることになるというか、天に唾するような結果になるということが分っているのだろう。

 

ITAの方がRL360よりも遙かに良い商品を提供しているからITAを扱い、それを勧める人が多いという訳でもなさそうだが、ITAを勧める紹介者は感覚的にはRL360を勧める紹介者の10倍くらいは居る感じがする。

 

結局のところ、自分の扱っていない商品がいくら良くてもそれを勧めるような奇特な営業マンは居ないといないということだ。

 

郵便局で「かんぽ生命」の保険商品の不適切販売が問題になったのも記憶に新しいが、これも簡単に言えばミスセルの類いであり、販売コミッションのノルマがある金融商品の販売にはこういった事が頻繁に起こる。

 

かんぽ生命のような国内の保険商品の場合、販売ノルマを課せられた可哀想な営業や窓口部員が無理をして頑張った結果、悪徳セールス化してしまったのだと思うが、オフショアの金融商品は元々競争力のある商品であるにも関わらず、日本では金融庁未登録の金融商品であり、販売や勧誘行為はそもそも違法であり、それが如何に善良で正しい営業であっても、悪徳であっても、営業する限りは同じ違法行為であり処罰の対象だというのが大きな違いだ。

 

国内の金融商品や保険は、国内で認可を受けた商品を金融庁のライセンス業者(保険会社や銀行や証券会社)が販売することに関しては全く違法性が無いが、悪徳セールス(ミスセル)が起こっていることが分れば処罰の対象となる。

 

あれだけくだらない、外国人が見向きもしない金融商品や保険商品が信じられないほど沢山売れる日本という謎の国の金融営業マンは、捕まる捕まらないは別として、そんなものが売れるくらいだから相当優秀であり、優秀であるほど同時に悪徳だとも言える。

 

厚労省に承認されて健康保険の対象となる抗がん剤が必ずしもがんの治療に有効でないように、金融庁に「販売して良いとされる金融商品」が良いものであるとは限らない。

 

ましてや、販売者の売り方が的確かどうか?という視点を加味すれば、過度に宣伝して売られているものは殆ど買う価値のないものだろう。

 

オフショア金融商品の場合、誰かがその違法行為とも取られかねない情報提供をしなければ、誰もその情報に触れることがないので、結果として誰も興味を持つことも買うこともない。

 

そういう意味では、現地国の業法上のリスクを背負って市場に情報を提供してくれる紹介者というのは、RL360やITAといった金融商品の提供会社(プロバイダー)にとっても、IFAと呼ばれる海外の仲介代理店にとっても、なくてはならない、ありがたい存在に違いない。

 

口コミで自分たちの会社や商品の情報を広めてくれる紹介者の地道な布教活動がなければ、そのような聞いたこともないような海外の謎の会社が提供する謎の金融商品が、販売や勧誘が法的にできない国で売れるわけがないからだ。

 

なので、紹介料というヤミの報酬がまかり通り、紹介料を目当てにそのような販売すると違法な金融商品を紹介することで一攫千金を夢見るチャレンジャーたちが次々に新規参入してくる。

 

その際、違法合法のガイドラインなどチャレンジャーたちにとってはどうでも良いことになってしまいがちだ。

 

国内の保険会社に帰属するMDRTやTOTといったトップセールスマンの類いが、こういったオフショアの金融商品をあまり積極的に取り扱わないのは、商品の善し悪しでではなく、業法違反リスクを背負う割には、合法な国内認可商品より手数料の実入りが低いからに他ならない。

 

そもそも金融商品を営業する有能なセールスマンにとって顧客の利益など自分の利益に比べればどうでも良いことなので、売りやすくて安全で実入りの良いものを勧めるのは当然のことだ。

 

そのような理由からか、リスクを背負ってでもニッチな市場を開拓してカネを稼ごうという気概のあるMLM系やアウトロー系のチャレンジャーたちがオフショア金融商品の紹介ビジネスに参入しやすい傾向はある。

 

投資を学ぶ上で、「売る技術を習得する」という観点では、チャレンジャーたちの果敢な行為は自分にとって価値のないものとも言えない。

 

しかし、何の肩書きも輝かしい経歴も無い怪しげなアウトローが何を言ったところで、そんなものを信用する人が多く居るはずもなく、それはそれでイバラの道だ。

 

この世の中で稼いで生きていくことの現実はそう容易ではない。

 

だからといって、それを誰かのせいにして、同じアウトロー同士が撃ち合って自滅するような愚かなことはやめてもらいたいものだ。

 

結局、情報をねじ曲げてしまうのは売る側の一方的な論理であり、顧客サイドから見れば、相手が合法なセールスマンだろうが違法なセールスマンだろうが、セールスマンからは金融商品を買わないのがいちばんだということになる。

 

特にオフショアの金融商品に関しては、別に紹介者を介さなくても海外のIFAから直接買い付けが可能なので、興味がある人は直接海外のIFAに連絡をして買えば良いだけだ。

 

英語ができるひとであれば、RL360やITAなど海外のプロバイダーに直接商品に関する質問をメールでしてみるくらいの情熱や行動力を期待したいところだ。

 

いつまでたっても、人になにかを教えてもらう姿勢では正しい投資の選択はできない。

「ねだるな勝ち取れさすれば与えられん!」だ。

 

悪評の立っているものを積極的に勧める奇特なひとも居ないし、当然買おうとする人も殆ど居ない。

 

ただ、その真実はどこにあるのか?

 

曲げることのできない事実を自分で掘り下げて、事実を元に判断すべきだし、真実をねじ曲げようとする間違った情報は正されるべきだと思うが、RL360の風評に関してはさすがにトップファンの私ですら辟易して関わりたくないと思えるほどの酷さだ。

 

私以外のファンの方々の積極的な擁護を望む。