仮想通貨/暗号通貨(Cryptocurrency)に対する私の投資スタンスについて | Mr.Gの気まぐれ投資コラム

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50代グダグダちょい悪おやじMr.Gの趣味と海外投資に関するコラムです。
香港を拠点に活動する個人投資家であり、自称「投資戦略予報士」Mr.Gがお伝えする海外投資の生情報。
ねだるな勝ち取れ、さすれば与えられん!

私がマイニング事業に参画する事に関しては述べてきましたが、マイニング事業と言っても基本的にはマイニングマシンの購入費を融資するだけなので、現実には仮想通貨に投資しているとは今の時点では言えません。

 

マイニングマシンの耐用年数は2年程度と言われていますので、自分自身ではマシンを保有せずマイニング事業者にマシンの購入費を単純に貸し付けて元本と利子を1年程度で回収できるのが好ましいと考えるからです。

 

但し、来年になってBTCの価格がどのようになっているかによっては、BTCとBTCキャッシュのみを暫く保有してみるかもしれませんが、仮想通貨がどのような形で世の中に普及していくのかがまだ不透明な現状においては、利益目的で仮想通貨のトレードを行うことも、ICOに参加することも考えていません。

 

これは、「通貨そのものに投資をしない」という私の基本方針に基づいています。

 

ここで改めて基本的な仮想通貨/ 暗号通貨(Cryptocurrency)に対する私個人の向き合い方についてお話ししておきたいと思います。

 

1)ブロックチェーンについて学ばなければななない

 

最も重要なことは、ブロックチェーンという仕組みによって統制されるビットコインのような暗号通貨が、高い確率で今後の金融システムや通貨に大きな影響を及ぼすであろうということは間違いが無く、その事についてよく学んで知っておく必要があるということだと思います。

でなければ、それほど遠くない未来に起こるかもしれない、予想もつかないような価値観の転換が迫られる事態に対して、何の心の準備もできないと考えるからです。

 

ビットコインに代表される仮想通貨というものは、我々が今現在主に使用している円やドルと言った通貨のように、1ヶ所で集中的に管理される性質ものではなく、ブロックチェーンという取引データベースを使用することによってその統制が分散化されています。

つまり、ひとつの財布に入っているお金が増えたり減ったりするという一元管理の概念ではなく、誰から誰へどのような取引で動いたかという、動態データがあらゆる場所で分散管理されるイメージです。

 

分散されていることによって、安全性や価値の正当性が構築されており、この概念に基づく仮想通貨が既存の国単位で一元的に管理されている通貨に取って代わる時代が訪れた場合には、今までの通貨の概念が完全に崩壊する可能性があると思われます。

 

2)仮想通貨のFXトレードで儲けようとは考えない

 

既にお話ししたように、私は通貨そのものには投資をしないという方針です。

ボラティリティーの激しい仮想通貨市場において、既存通貨とビットコインやアルトコインとの間のトレードによって既存通貨ベースでの利益確定を目指すというのは、単にリスクの高くなったゼロサムゲームであり、レバレッジをかけた外貨FX取引とさほど変わりがないように思われます。

儲かるかもしれませんが、全てを一瞬で失う可能性もあります。

また、日本においては残念な事にたとえ儲かったとしてもその利益は雑所得として総合課税の対象になってしまいますので、最悪利益の半分は税金で消えてしまいます。

 

3)今の時点ではICO(Initial Coin Offering)にも乗らない

 

ICOは新たな資金調達の手法として興味深いとは思いますが、玉石混在で詐欺やMLMも多く見受けられ、投資案件としてリスクが高すぎて判断が難しいと思われます。

 

将来、世界の主要な国々の中央銀行が公認するようなBTCに代わる次世代の仮想通貨が中国発で発生する可能性があると予想しています。

もし、そのような新しいトークンが出現した際にはICOに投資する可能性はあります。

 

4)保有するなら今のところBTC(ビットコイン)に絞りたい

 

結果として、現在もし分散投資という意味で保有するならば最も流通量の多いBTCにこだわりたいと思っています。

価格の推移に関しても、BTCだけを毎日追っています。

 

4)マイニングはインフラとして投資価値があると考えられる

 

マイニングファームの運営事業は、いずれの仮想通貨をマイニングするにしても、ブロックチェーンに則った通貨であれば、一定の条件下で利益を生み出すことができるので現状でも投資価値があると考えています。

これに関しては、以前のブログ記事を参考にして下さい。

アメンバー限定記事で紹介しているマイニングに参画する方法は至って簡単です。

 

マイニングするにしても、自分でマシンを購入してマイニングするのは現実的ではありません。

電気代などの条件を満たした信頼できるマイニングファームに最新のマイニングマシンを導入しなければ意味はなさそうです。

 

大手企業の提供するマイニングプールの利用も選択肢のひとつではありますが、他人のふんどしで相撲を取るより、できれば独自でマイニングプールを運営したいところです。

 

5)仮想通貨のトレードプラットフォームは欲しい

 

トレードには参加しませんが、可能であれば独自のトレードプラットフォームは欲しいと思います。

会社ごと買収できるのが理想です。

 

6)発電施設を買収したい

 

マイニングによって価値のある暗号通貨を生み出し続けることが可能な限り、最終的には電力を何に優先して使うべきか?という倫理的な問題に必ずぶつかります。

本来、人間の生活に必要なインフラとしての電力を、儲かるからといって人間の生活を犠牲にしてマイニングに利用するということは民主主義の国家では難しいでしょう。

そういったモラルに縛られずマイニング専用に使える独自の発電所を保有する事が、マイニング事業においては最終的なゴールとなるような気がします。