馬鹿道その③「馬鹿スイッチ」と「おっぱいスイッチ」 | Mr.Gの気まぐれ投資コラム

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香港を拠点に活動する個人投資家であり、自称「投資戦略予報士」Mr.Gがお伝えする海外投資の生情報。
ねだるな勝ち取れ、さすれば与えられん!

馬鹿道においては、常にどのような状況でも馬鹿でいられる正真正銘の「フルタイム馬鹿」を推奨しているわけではない。

 

必要なときにいつでも瞬時に馬鹿になれる馬鹿スイッチが必要だ。

 

それは、まるで多言語を自由に操る人が、言語の切り替えスイッチを脳の中に持っているのと似ている。

 

私の実体験に基づくものだが、人間の脳には脳内の回路が破壊される恐れがあるような極度の緊張やストレスに対して、思考回路を遮断し、時には意識を失わせるような機能が備わっている。

 

医師だった今は亡き父は、ストレスが殆どの病気の原因であると言い切っていたが、ストレスによって低下する免疫力が病気の原因になるというのはなんとなく分かる気がする。

 

個人差はあるだろうが、人間には常にある程度のストレスが慢性的にかかっており、その逃がし方の上手い人と下手な人が居るように思う。

 

最も強烈にかかるストレスは、おそらく「死の恐怖」だろう。

 

死ぬことと比べれば、どんなことも大した悩みではなくなる。

 

死ぬほどのことではなくても、人間は臆病な生き物なので、毎日何かを恐れて生きている。

 

そういう恐怖に立ち向かうために、アドレナリンを自然に分泌させハイになれる機能が言わば「馬鹿スイッチ」だ。

 

「馬鹿スイッチ」をオンにすると、脳は「馬鹿モード」に突入し、考えると怖くてしょうがないことを考えないので、どんな恐怖にも立ち向かうことができる。

 

ストレスの逃がし方が上手い人は、この馬鹿スイッチがオート機能になって常に働いている。

 

あまりこのスイッチが甘いと、一般の人から見るとただの馬鹿に見えてしまうこともある。

 

そういう人の馬鹿スイッチは、オンオフを無意識のうちに短いサイクルで繰り返しているように見える。

 

なので、本当の馬鹿なのかどうか本人すら気付かない。

 

理想的な馬鹿モードへの切り替えタイミングは、個々のストレス耐性によって異なってくるが、できればぎりぎりまで我慢してより高い次元で馬鹿モードに突入して、より大きな恐怖を乗り越えたい。

 

生まれつきストレス耐性の高い人によく見られる不幸なケースは、ストレス耐性が高いが故に、馬鹿スイッチを必要とせず、予期せず過度のストレスに晒された時に壊れてしまう事だろう。

 

ハイスペック故の不幸だ。

 

よりストレス耐性の高い人が馬鹿スイッチを手に入れた場合には、一般人から見れば超人と思えるほどの最強の精神力が発揮される。

 

時にひとはその事を「ゾーンに入る」というような言い方をするときもある。

 

記者に対するセクハラ発言で辞任に追い込まれてしまった福田財務次官も、もしかすると、記者の取材で極度のストレスに晒されて馬鹿スイッチが入ってしまったのかもしれない。

 

いや、あれは「エロスイッチ」か「おっぱいスイッチ」というべきか(笑)

 

あまりにも毎日しつこく報道されていたので、わたしの頭の中にも「おっぱいスイッチ」ができてしまったような気がする。

 

真面目な話をしていて、突然「おっぱい触っていい?」と無性に言い出したくなるときがあって怖い。