待望の?「馬鹿道シリーズ」第一弾!
「馬鹿は頭を使っちゃいかん」
馬鹿が下手に頭を使ってあれこれ考えるとろくな事がない。
馬鹿は頭を使ってはいけないのだ。
では何を使うのか?
「心」と「体」を使って欲しい。
具体的には、直感による予測と、無意識の反射能力を鍛えて使うことになる。
考える能力で人間はAIには勝てないので、考えて結論を出してから行動する勝負では人間に勝ち目はない。
なので考えないで動く。
考えないで直感と反射で動く人間を、AIは理解できないはずだ。
あなたが、ほんの一部しか使っていない脳みそをいくらフルに使って考えたところで、あなたが今しなければならない事の答えは既にあなたの心の中にあるということを知っていてもらいたい。
そして、日々の訓練としては、「何事も頭で理解するだけではなく、まずは身体で覚える」ということを行って欲しい。
スポーツをやっていた方なら一度は、「考えるな!」「身体でおぼえろ!」というようなことをコーチに言われた経験があるだろう。
度重なる反復練習を経て正しいフォームを身につけていく訓練手法だが、これはもちろん筋や身体自体が記憶しているわけではない。
脳から発せられた電気信号は脳内の神経細胞から中枢神経を経て、最終的に四肢の末梢神経から筋に信号が伝わることで動作が生じる。
この神経回路は多数存在し、運動において良い感覚で行えた時の神経回路を脳が記憶していくのである。
考えて立ち止まらないで、まずやってみる。
その繰り返しの中で、最も効率の良い神経回路が構築されていくのだ。
馬鹿道の基本は考えないで行動する事にある。
しかし、考えないで行動すると往々にして失敗する。
もしくは、失敗することを恐れて考えすぎて動けなくなる。
なので身体で覚えて、反射的に正しい行動や判断が出来るように鍛えるのだ。
論理的思考を超越した本能的、反射的行動が馬鹿道の基本である。