HSBC中国で購入した中国平安保険を解約するには? | Mr.Gの気まぐれ投資コラム

Mr.Gの気まぐれ投資コラム

50代グダグダちょい悪おやじMr.Gの趣味と海外投資に関するコラムです。
香港を拠点に活動する個人投資家であり、自称「投資戦略予報士」Mr.Gがお伝えする海外投資の生情報。
ねだるな勝ち取れ、さすれば与えられん!




以前HSBC中国が代理店となって販売していた中国平安保険のアンニュイティー商品


5年前に記事で商品について書いたこともあります。
http://ameblo.jp/saruahi/entry-10694615259.html

2013年にHSBCホールディングスが所有していた中国平安保険(集団)の株式をタイの富豪タニン・チアラワノン氏に売却してからは、中国のHSBCは平安(PING AN)保険の窓口での取り扱いを止めてしまった。


2010年頃から数年間、HSBC中国担当者は、顧客に対してかなり強く平安保険の営業をかけていたので、日本人の中でも中国のHSBCに口座を持っている人が購入しているケースがあったように思う。

最近では、開設してはみたものの、積極的に利用することもなく、中国の口座そのものをもてあましてしまっているケースも多いように思われる。

ましてや、そんな口座の維持すら難しい人がその銀行の窓口を通じて購入した投資商品など、商品に問題が無くとも、将来の配当の受け取りや解約など不安なことだらけだ。


HSBCが取り扱いを止めたあとも、今のところHSBC中国で購入された平安保険に関しては、HSBC中国の担当者に問い合わせをすれば、時価総額の確認も取ってくれるし、解約などの手続きもやってくれるようだ。

いつまでやってくれるのかは分からない。

解約手続きに関してはHSBC中国の窓口を訪問する必要がある。

もし将来HSBCが取り次いでくれなくなるようなことがあっても、少なくとも、平安保険に直接問い合わせをして訪問すれば解約は可能だと思う。

今のところ、解約金の受け取りもHSBC中国で可能。

当然のことながら、配当も解約返戻金も人民元なので、受け取りには中国国内の銀行口座が必要となる。

人民元の将来については、少なくとも日本円よりは信頼性が高いと思われるので、平安保険を持っている人は、できれば温存すべきとは思うが、現実にはこれから先10年も持ち続けることが可能な人がどれくらいいるのか疑問ではある。

※追記2015年12月25日

2015年10月に、中国のHSBCシンセン支店にて解約の手続きをして無事に中国のHSBCで解約返戻金を受け取ったケースがあります。