ageasはアジアスかエイジアスか? | Mr.Gの気まぐれ投資コラム

Mr.Gの気まぐれ投資コラム

50代グダグダちょい悪おやじMr.Gの趣味と海外投資に関するコラムです。
香港を拠点に活動する個人投資家であり、自称「投資戦略予報士」Mr.Gがお伝えする海外投資の生情報。
ねだるな勝ち取れ、さすれば与えられん!

フレンズプロビデント亡き後、日本人にとって貴重なオフショア積み立て年金プランを提供しているプロバイダーのひとつとなったベルギー本社のageasだが、ageasはアジアスなのかエイジアスなのか市場ではまだ混乱があるようです。


正解はageas = アジアスです。


名前の呼び方などどうでもよいという意見もあるかもしれませんが、もともとこのブランドはFortis = フォルティスという会社であったことから、ageasはブランドプロモーションに半端なく力を入れており、香港でもageasの広告はあちこちで見かけます。


そのような新しいブランドが、あれだけの金をかけてブランドの認知を広めようとしているのに、間違った名前で呼ばれているというのは、会社にとって大問題です。


SONYがソニーではなくゾーニーだと思われているようなものです。


「釣りバカ日誌」の主人公であるハマちゃんこと浜崎伝助が「ハマザキ」ではなくて「ハマサキ」であるのと同じように、名前は正式な読み方が分かりづらいものが多く存在します。


しかし、読みはどうでもいいじゃんでは済まされません。


名前は、音によってその人の存在を表現するものです。


ageasの場合も、正式な呼び名が分からない場合、可能性のある読み方はいくつか考えられます。


アジアス、エイジアス、エイジアズ、アゲアス、アゲアズなどです。


メルセデスベンツのチューナーであるAMGをよく日本人は「エーエムジー」ではなく「アーマーゲー」と呼びますが、ドイツ語なら本当は「アーエムゲー」であるのと似ています。


ageasがベルギーでは「アジアス」だが日本語では「エイジアス」と表記すると決めていたのなら別にいいことですが、そういう訳でもなさそうです。


このプロバイダー(ageas)が日本人の市場で紹介され始めてから1年以上経つ今でも、エイジアスと認識されているケースがあまりにも多いのは正直謎でした。


もしかして、日本でこの商品を紹介しているグループが、何か意図があって敢えて違う呼び方を広めているのかとすら思ったくらいです。


しかし先日、香港で上環のWING ONのビルに入っているageasの事務所を訪問してやっと謎が解けました・・・。


なんとageas香港が、独自で作成した会社のプロモーションビデオについている日本語字幕が「エイジアス」になっているのです。


その字幕は、プロフェッショナルが広東語から日本語に翻訳をしたものらしいですが、その翻訳が間違っていることをageasのひとは知らなかったようです。


社内に日本語の読める人が誰もいなかった為に判らなかったようです。


近々、そのプレゼン資料の字幕は訂正されると思いますが、それによって「アジアス」と読む人が増えることを望みます。


些細な事と、考えるひとも居るかもしれませんが、少なくとも自分が投資している商品の提供会社について、名前の正しい読み方ぐらいは知っておいてほしいものです。


そしてそれだけの些細な事の真実が英語で理解できていない人からその商品を勧められて購入するということの恐ろしさをあとで思い知ることの無いようにしたいものです。


ちなみにageas(アジアス)の積立商品Columbus(コロンバス)は、「共有名義が全く指定できない」ということ、ageas(アジアス)にはS&P(スタンダード&プアーズ)の格付けが公開されていないことなども良く理解しておいて欲しいものです。