ランドバンキング(Land Banking)・・・開発途上にある未開発の更地に投資をする手法です。
最近少しは日本でも知られるようになってきましたが、本当の意味でこの技術を理解している人は少ないと思います。
もし理解していれば、権利分割型のパッケージ商品を買う人はいないはずです。
昨日はこのブログにて「ランドバンキング」を宗教に見立てましたが、もしかしたらそのことがネガティブな印象を与えたかもしれません。
まず、「ランドバンキング」は投資手法として理論的に確立されたものであり、私自身は基本的にその信者です。
「きっちりと理解をし、間違ったものではなく正しいものとして、信念をもって取り組む必要がある」という意味で宗教的という表現をしたつもりです。
けっして宗教のように信じれば儲かるというようなオカルト的な話ではありません。
これは個人の志向性にも依存する問題ですが、私は個人的に「ランドバンキング」に関して以下の様な結論に達しています。
1)今のところ、ランドバンキングという規格にハマるもので投資案件として検討の対象になるのはアメリカ政府が土地の所有権を保証してくれるアメリカ合衆国の土地だけである。
*いくら価格の上昇が期待できるものであっても、土地の所有権自体が購入者である自分に帰属しないものや、所有権の保証をしている国の信頼性が低いものは対象にはならない。
2)アメリカ合衆国のなかでも、人口の増加が著しいカリフォルニア州の土地がもっとも有望。
*アメリカ合衆国においても、土地が投資の対象となる州はハワイ州、カリフォルニア州、ニューヨーク州だけだと言われている。
3)権利分割案件(シンジケート案件)ではなく、固有物件の直接所有が良い。
*一括ではなく、ローンでの購入が可能なものが好ましい。
*業者によって権利分割されたものではなく、共同購入が好ましい(4夫婦までの共有名義が可能)。
4)ノンリコースローンでの購入が可能なもの(純粋に物件だけが担保でそれ以上の負債を負わないもの)。
5)信頼できる提供会社(カリフォルニアではプロフェッショナルランド社のような)からしか購入しない。