「お金で騙される人、騙されない人」
幻冬舎から出ている副島隆彦さんの本です。
アメリカはもうあかん!論をクライアントから聞かされるときには
いつも名前の出てくる副島先生ですが、これはなかなか思い切った
内容の本だと感心しました。
我々的には常識になっている事ばかりではありますが、業界の汚点を
これだけ露骨に暴露する内容を書籍として出版するには勇気が要ります。
私が書いている内容とかぶりますが、読んでみる価値はあると思います。
要は国内の金融商品には手を出すな!という事になるんでしょうが、
肝心のそれではどうすればいいのか?ということに関してはあまり具体的に
書かれてはいません。
まぁ、それが勧誘本ではなく良いところなんですが・・・。
副島先生的には、金と人民元と東京電力株を買っとけみたいな話です。
HSBCやスタンダードチャータードなど海外の銀行口座に外貨を持つことも
勧められてはいます。
カナダドルとオーストラリアドルも持っといたほうがいいそうです。
世の中には「投資は全て自己責任」という殺し文句では片付かない、
暗くて深い闇が広がっているように思います。