相続などの問題を考えて、HSBC香港の口座を共有名義で開設される方が居られます。
基本的にその考えは悪くはありません。
もちろんそこに寝かしておくお金の額にもよりますが・・・。
そもそもGは、銀行にお金を寝かしておく事をあまり好みませんので、そういった意味で銀行の共有名義
というもののニーズはあまり高いと考えてはいません。
相続で困るような額のお金をどこの国の銀行だろうが、口座に転がしておくべきではないということです。
私なら、共有名義設定が可能な投資証券上で共有名義のものを別途建てます。
とはいえ、共有で口座を開設したいというニーズは存在しますので、それを否定する立場ではありません。
注意が必要な点は、共有口座でクレジットカードを申請する場合です。
そもそも共有口座でクレジットカードの申請はできないとGは認識していたのですが、どうもそれは間違い
のようです。
正確には、香港非居住で香港で与信履歴が無く、カードの申請条件を満たさない場合に、HKD50,000の
定期預金を担保にして申請することはできないというものです。
その担保となるHKD50,000が共有名義人のどちらの与信になるのか識別できないからであると思われます。
現在、クレジットカードの審査は以前より厳しくなっており、HKD50,000の定期預金を担保にしようが、絶対に
カードが作れるという保証はありません。
しかし、ADVANCE以上の口座を開設し、HKD100,000以上の預金をすれば、定期預金の担保を入れなくとも
カードの申請は可能です。
Premier口座を開設し、Premierマスターカードを申請すれば、かなり高い確率でカードは承認されるはずです。
このように、最低でもHKD100,000の預金をして、定期預金の担保なしでカードを申請する場合に於いては、
共有名義でもカードの申請は可能らしいです。
もちろん、申請が通るという保証があるわけではありませんが・・・。