どうも121FUNDという香港で立ち上げられていたFX自動運用私募債がとうとう破綻したようだ。
このファンド?にGは全く関わりはないが、友人から話は良く聞いていました。
そのうち消えると思いますが、以下のURLから見れるプロモーションビデオがこの商品を知る上では貴重な資料です。今のうちに見ておいて下さい。
http://121fund.web.fc2.com/index.html
噂によると140億円ほど集めていたらしい。
現時点で投資金が返還されていないひとはまず望みがないと言って良いでしょう。
何度も言ってますが、月に3%~5%の配当が出し続けられるファンドなんてあり得ません。
騙されてしまった人には残念ながらその方の責任もあるとGは思います。
聞いている情報では、このファンド?は香港の法人と口座を使って募集されていますので、日本の業法では裁けないでしょう。せいぜい募集なり勧誘に近い行為を行っていた日本の会社や人が無許可販売や勧誘といった金融商品取引法違反になるくらいです。
日本で訴えてもお金はまず返ってこないでしょう。
香港の業法に於いても、121FUNDという会社はおそらくSFCのライセンスもないでしょうし、お客さんは100%日本居住者といって良いでしょうから、香港の業法でも裁きにくい案件と言えます。
Gとしてはこのファンドがどうなろうと知ったことではないのですが、やや懸念する点があります。
それは、この121FUNDを勧めていた業者や人が同時に香港HSBCの口座開設サポートやマン島F社の商品などオフショアの積み立てプランも同時に紹介していたことです。
投資家によっては、この121FUNDの配当を当てにして、積み立てをやっていたかもしれません。
そうなると、121FUNDの破綻により、積み立ても継続不可能になり、それが18ヶ月以内であればほぼ今までの投資金は返って来ないといった悲惨な状況に陥ります。
また、121FUNDを取り扱っていた業者に金融庁や警察の捜査が入ることになれば、そのついでにオフショアファンド斡旋のネタも挙がってくるかもしれません。
マスコミが騒ぎだしたら、格好の餌食になってしまいます。
お金が投資家には一切返ってこなくても、金融庁や警察にしてみれば、このようなアホな海外投資詐欺にひっかかる国民に対してかなりインパクトのある警告を発することができればそれなりに仕事をアピールできます。
要は、「のりぴー状態」になることが心配なのです。
麻薬は明らかに悪いことですが、海外投資そのものは決して悪いものでも違法なものでもありません。
騙されるあなたが悪いのです。
ついでにまともなプロバイダーや業者まで悪評被害を受けるようなことだけは避けたいものです。