なぜＧがこの詐欺話を度々するのかと言いますと、
ひとつは、クライアントの中に被害者がいて気になるということ。
もうひとつは、こういったことが横行することで「海外投資」そのもののイメージが悪くなり、Ｇや真面目にコツコツと勉強している人たちも同じような輩であると認識されるのが嫌だからです。
もちろん、こういった海外投資を偽った「詐欺事件」が多発することで、金融庁の重い腰があがり、「海外投資」そのものに対する規制が強まる可能性も否めません。
日本は、オフショア（タックスヘイブン）を含む海外に投資することを禁じていない国なのに、将来のある若者（また言ってしまった・・・）がそのようなチャンスを失うようなことになったら、大きな損失です。
以下、詐欺に遭わない簡単なチェックポイントです。
１）どんなカリスマと呼ばれる人、尊敬できる人であっても、絶対に投資金は預けないこと。
２）毎月３－５％の配当が出続ける商品などあり得ません。
３）日本で投資に関するアドバイスを業として行っている法人は、金融商品取引法上の「投資助言業」の資格を持っていなければモグリです。
４）投資先が香港であればＳＦＣ、シンガポールであればＭＡＳという、ある意味、日本よりも厳しい金融監督機関があります。
海外の業者がそういった機関のライセンスを持っていなければモグリです。
５）「元本保証」という表現が出たら、徹底的にその構造を聞く。
誰がどういう風に元本を保証してくれるのか？
これは、日本の投資商品でも同様です。
以上を確認すれば、殆どのケースは防げると思います。