母親と二人暮らしをはじめて母親は夜の仕事に戻った。
私が寝てからこっそり家を出てた。
ある日、夜中に目が覚めたら母親がいなくて泣きながら電話したら夜の仕事をしてるんだって教えてくれた。
寂しかったけど我慢してた。
母親が仕事に行ってからずっと泣いてた。
お兄ちゃんは相変わらず少年院出たり入ったりで家に全然いなかったからほんとに一人きりだった。
寂しいのと慣れない学校生活でいっぱいいっぱいでノート一面に「死にたい」って書いてた。
ノートが母親に見つかったときは怖かったな。
死にたいなら死ねって包丁で殺されそうになった。
必死に抵抗したけど。
そのあとに泣きながらそんな事二度と書かないでって泣きながら抱き締められたの覚えてるよ。
気付けば母親と父親は顔を会わせるたびにケンカしてたん覚えてる。
父親はギャンブルに相当はまってた。
今思うともうそのころにはウチの家庭は終わってたんだね。
よく母親は優也君と私を連れて実家に帰ってた。
何度も何度もそうゆうんがあった。
最後家出をしたときは優也君を捨てて私だけ連れて逃げた。
優也君と離れたくないって泣いた。
優也君も泣いてた。
親の勝手で私等は引き離されたんだ。
 
そして私はアパートで母親と2人で暮らし始めた。
いわゆる別居ってやつね。
小学生くらいんときかな?
父親が家に帰ってこなくなった。
はじめは時々。
最後は全く。
その時期と同じくらいによく家の電話で母親が誰かと怒鳴りあってた。
知らんかったけど優也君の実母から優也を返せと電話がきてたらしい。
自分が捨てたくせによ。
そのせいで母親が鬱になった。
今でも覚えてるんは食卓に母親と父親と優也君と私のご飯が並んでて、父親が帰ってこないって分かってるんに父親のご飯を作って泣きながら捨ててた。
 
母親が辛かったん今なら分かってあげれる。