WE AR系 ホップ調整レンチを作る | saru

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護衛艦の建造や修理に携わってたことも

今更ではありますが、WEのM4/M16系ユーザーならわかると思いますが、ホップ調整って面倒です。

1.27mmのレンチを入れて、45°?くらい回して、またさしなおして・・・
これの繰り返しで、いい具合のホップになるまでかなり時間がかかります。

私はお座敷なので、今までは特に長距離はそこまで気にはしていませんでした。

久しぶりに屋外に試射しに行ったときにやっぱりあったほうがいいなと思い、今更ですが、重い腰を上げ作ります。

ホップ調整に使うレンチは長くないと不便です。

そこで家にある物で何とかします。

ひと昔前のマルイ電動ガンユーザーなら誰しもが一家に一本はあるだろうと思われる、ながーいBBローダーの棒が今回の材料です。

BBローダーの棒は6.15でした。ちょっと太いけどまぁ何とかなります。
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これをどうするかといいますと、センターに穴を開けて、カットしたレンチを差し込むだけです。

丸棒のセンターに穴を開けたいのですが、以前模型屋さんである物をみつけました。

そこの店長が「こんなのあるんですよ!」なんて私に教えてくれたんです。
それは、丸棒の真ん中に穴を開ける治具でした。 その時はこんなのあるんだ、程度にしか思っていませんでした。

今回作る物は多少ズレてても問題なく使えるレベルですが、せっかく思い出したので、治具が使いやすいかも兼ねて、まず治具を作ってみます。

治具の材料は、ボール盤の横に転がっていた試し開けした塩ビ板を使います。
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アルミとかのほうがいいんでしょうけど、試しに一度使うだけなのでw

レンチが1.27mmですが、1.2mmで穴開けします。
1.2mmだけ貫通させます。
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その後、穴をずれないように順番に太いキリで6mmまで開けます。開けるといっても材料の半分程度でとめます。
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出来上がったのがこちらです。
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6mmの真ん中に1.2mmの穴が開いてます。これで完成です。
単純その物です。

その前に軸となるBBローダーの棒の径が6.15mmで少し太いので、6mmの穴に入るように先端を削りました。
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使い方です。
6mmの穴側に棒を差し込んで、1.2mmの穴が開いているほうから1.2mmのキリで開けます。すると6mmの棒のセンターに1.2mmの穴が開くというわけです。 こんな単純なものが商品になるもんですね。
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今回治具を作って思いましたが、もっと厚い素材、硬質な素材だと綺麗に真に穴を開けられると思いました。

レンチとして完成したのはコチラ
L字のレンチをカットして差し込むだけです。ほかの用途でも使いたかったため、ちょっとケチって短くカットしすぎてしまいましたw
棒の先端が太くて見ずらいかなと思ったため少し細めています。元々細いネジが奥まった所にあるのでどっちにしろ見にくいです。
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早速使ってみましたが、チマチマレンチでやるのとは大違いで、こんなものでかなり調整が楽になりました。
適当なものですが作ってよかったです。
治具は使う機会があったら今度はアルミで作ろうと思います。早々出番ないでしょうけどねw