以前、リトゥオ関連の投稿をしましたよね。

 

 

 

 

効果がとても良いためか、
もうリジュランと並んで
スキンブースターの「二大巨頭」になりましたね。

 

 

リトゥオのように
同種真皮※1を粉末にして
美容目的に使ったことはこれまで一度もなかったため、

※1 同種真皮(Allogeneic Dermis/동종 진피):人の皮膚から採取・処理された真皮成分。免疫反応を引き起こす細胞成分を除去した「無細胞同種真皮(hADM)」として、組織再建や美容医療に使用される。リトゥオはこのhADMを微粉末化した注射型スキンブースター。

以前の投稿では
「まだ保守的に見た方がいい」としていましたが——

 

 

今回、リトゥオを直接研究した論文が発表されました!
一緒に見ながら効果を整理してみます。


リトゥオ、万能のスキンブースター?

今回の研究では、
20名を対象にダーマシャイン※2を用いて、

※2 ダーマシャイン(Derma Shine/더마샤인):多針注射(MTS:マイクロニードリング療法)機器の一種。複数の微細な針で皮膚に均一かつ細かく注入できるため、スキンブースターの均一な導入に広く使用されている。

片側にはリトゥオ、もう片側には水光注射を施術し、
20週後の結果を比較しました。

 

研究結果だけ見ると、
驚くほど効果が高かったのですが——
まずは表でご覧ください。

項目 リトゥオ群 HA単独群
皮膚密度 +15.3% +8.8%
皮膚ボリューム +11.5% +0.5%
皮膚バリア 10.8%改善 3.1%改善
皮膚水分量 +21.4% +14.1%
毛穴面積 32.4%減少 16.7%減少
皮膚弾力 +11.1% +7.4%
ほうれい線の深さ 13.6%減少 10.1%減少
目の下のシワ 21.2%減少 10.7%減少
目元リフティング +1.8% +0.5%
頬のリフティング +1.8% +1.3%
色素面積 14.5%減少 11.9%減少
紅斑 6.5%減少 3.6%増加
皮膚のキメ 34.5%改善 3.4%改善

かなり驚きの結果ですよね。
その中から主要な効果を掘り下げてみましょう。


1)保湿

まず、皮膚の水分量と水分損失を見てみます。

 

 

ヒアルロン酸を直接注入する水光注射と比較したにもかかわらず、
水分量の改善と水分損失の減少、どちらもリトゥオ群の方が
良い結果を示しました。

 

これはかなり興味深い結果です。

単純に皮膚に水分を補充する効果を超えて、
皮膚が自ら水分を保持する能力が高まったからです。

皮膚の表皮細胞※3はヒアルロン酸を自ら作り出すことができます。


そして表皮でのヒアルロン酸産生が増えると、
皮膚はより多くの水分を蓄え、バリア機能も安定してきます。

※3 表皮細胞(Keratinocyte:ケラチノサイト):表皮の主要構成細胞。外部刺激から皮膚を守るバリア機能を担うとともに、ヒアルロン酸などの保湿成分を自ら産生する能力を持つ。ECMからのシグナルによってその活性が調節される。

つまり、リトゥオの保湿改善効果は
単純な「水光効果」ではなく、
皮膚自体の保湿環境が整っていく変化です。


2)シワ・毛穴の改善

線維芽細胞※4の活性度と
それに伴うコラーゲン形成などの
各種数値が増加しました。

 

 

※4 線維芽細胞(Fibroblast/섬유아세포):真皮層に存在し、コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸などを産生する細胞。皮膚のハリ・弾力・再生の要となる。リトゥオのECM成分が線維芽細胞を活性化することで、コラーゲン合成が促される。

シワ改善においても意味のある変化が見られました。

 

ほうれい線の深さと目の下のシワが
より改善される結果が出ましたが、

ほうれい線と目の下のシワは
単純な乾燥だけでなく、
皮膚の密度・弾力・真皮の支持力とも
深く関係しています。

 

 

リトゥオが皮膚をより緻密でしっかりとした状態にすることで、
シワが目立ちにくくなったということです。

毛穴の改善も目立ちました。

 


皮膚の弾力が低下すると
毛穴の周囲が開いてより大きく見えてしまいますが、

リトゥオは保湿感だけでなく、
シワや毛穴など肌のキメを決める部分においても
良い変化を見せたということです。


3)色素の改善

さらに、色素の改善効果もありました。

 

 

皮膚の色素はメラニン※5という物質が蓄積することで濃くなりますが、
メラニンを生成するプロセスには
MITF・TYR・TRP1※6などのシグナルが関与しています。

※5 メラニン(Melanin/멜라닌):皮膚の色を決める色素。メラノサイト(色素細胞)によって産生され、紫外線から皮膚を守る役割を持つが、過剰に産生・蓄積されるとシミや色素沈着として現れる。

※6 MITF・TYR・TRP1:メラニン生成に関わる代表的なシグナル分子。MITF(小眼球症関連転写因子)はメラノサイトの分化・活性化を制御し、TYR(チロシナーゼ)・TRP1はメラニン合成酵素。これらの発現が抑制されると、メラニン産生量が減少し色素沈着の改善につながる。

リトゥオを施術した際に、
これらのメラニン生成シグナルが減少しました。

 

 

「リトゥオを受けて肌が明るくなった」というのは、
水分感改善による皮膚の輝きだけでなく、
実際に色素改善にも役立っているということです。


ありがたいことに、以前リトゥオのキードクターに選んでいただきました。

 

 

リトゥオはこれまで施術しながら
ずっと興味深い製品だと感じてきました。

 

肌が敏感で疲れているとき、
単純に何かを「詰め込む」感じではなく、

皮膚が再び自分のコンディションを取り戻せるよう
助けてくれている感覚があったからです。

今回の研究は、そのような感覚を
より客観的な指標で示してくれました。

皮膚の密度・水分・バリア・弾力・色素変化まで——
漠然と「良く見える」というのではなく、
皮膚がどの方向に回復しているのかを
より具体的に説明できるようになりました。

 

 

 

 

今回もお読みいただきありがとうございました!

ヤン院長でしたチューリップピンク

 

 

最後に

サルティネ医院では
「痛くない・美しい・自然な仕上がり」
を大切にしています。

 

ウルセラについての疑問や、痛み・麻酔についてのご不安など、
どうぞお気軽にお声がけください。

 

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こんにちは、ヤン院長ですビックリマークニコ

 

今回は、老化に関する記事をお届けしようと思います。

昨年、美容・健康分野でとても注目されたキーワードがありますよね。


そう、「スローエイジング※1」です。

※1 スローエイジング(저속노화):老化のスピードを意図的に遅らせることを目指すライフスタイルや医学的アプローチの総称。急激なダイエットや短期的な美容施術ではなく、運動・食事・睡眠・ストレス管理などの生活習慣を継続的に整えることで、体と皮膚の老化を緩やかにすることを目的とする。

老化について話すとき、私たちはよく

「弾力が失われる」
「シワができる」
「体力が落ちる」

 

といった、外から見える変化をまず思い浮かべます。

 

しかし医学において老化を考えるとき、重要な概念の一つが
目に見えないレベルで静かに進行する低グレードの慢性炎症状態——

 

すなわちインフラメイジング(Inflammaging)※2です。

 

 

※2 インフラメイジング(Inflammaging/인플라메이징):Inflammation(炎症)とAging(老化)を組み合わせた造語。加齢に伴って炎症反応が弱く継続する状態が生じ、その慢性的な低グレード炎症が身体の各機能を徐々に悪化させる現象を指す。老化の根本的なメカニズムの一つとして注目されている。

なぜこうしたことが起きるのか?

大きく8つの要因があります。
(詳しくは知らなくても大丈夫です!)

老化の原因 主な変化
DNA損傷 テロメア※3の短縮、細胞周期停止、細胞死、老化細胞の増加
細胞老化 SASP※4(慢性炎症)、周囲の細胞およびECMへのダメージ、炎症の持続
ミトコンドリア機能低下 ROS※5の増加、DNA・タンパク質・脂質への損傷拡大
幹細胞ニッチの消失 再生能力の低下
成長因子・サイトカインの減少 組織の維持・再生シグナルの弱化
ECM分解の優位 ECMの分解が合成を上回る
エピジェネティック変化※6 細胞機能の調節異常
抗酸化能の低下 損傷タンパク質・細胞小器官の蓄積
※3 テロメア(Telomere/텔로미어):染色体の末端にある保護構造。細胞分裂のたびに少しずつ短くなり、一定の長さを下回ると細胞は分裂を停止する。老化の進行を示す生物学的指標の一つ。

※4 SASP(Senescence-Associated Secretory Phenotype:老化関連分泌表現型):老化した細胞が分裂を止めながらも死なず、周囲に炎症性サイトカイン・プロテアーゼなどを継続的に分泌する現象。周囲の正常な細胞や組織環境を悪化させ、老化を加速する「悪い隣人」として知られる。

※5 ROS(Reactive Oxygen Species:活性酸素種):細胞内でのエネルギー産生過程で生じる不安定な酸素分子。適度な量では細胞シグナルに関与するが、過剰になるとDNA・タンパク質・脂質を酸化損傷させ、老化を促進する。

※6 エピジェネティック変化(Epigenetic Change/후성유전 변화):DNA配列を変えずに遺伝子の発現を調節するメカニズムの変化。DNAメチル化・ヒストン修飾などが含まれ、加齢によってこれらが乱れると細胞機能が異常をきたす。

 

 

分裂を止めた「老化細胞」は単に機能しないだけでなく、
周囲の組織に炎症性物質を出し続け、
炎症環境を維持します。

 

さらに上記のさまざまな問題が重なることで、
体は「じわじわと、しかし絶え間なく」燃え続ける
炎症状態に陥っていくのです。


皮膚では?

皮膚においても同様です。

 

皮膚の弾力に重要な役割を担う線維芽細胞※7は、
紫外線・ストレス・栄養不足など
さまざまな要因によって老化していきます。

 

 

※7 線維芽細胞(Fibroblast/섬유아세포):真皮層に存在し、コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸などを産生する細胞。皮膚のハリや弾力を支える核心的な役割を担うが、加齢・紫外線・ストレスなどによって機能が低下しやすい。

老化した線維芽細胞は単に働きが落ちただけの細胞ではありません。

✔ 分裂は止まっている
✔ 回復能力は低下している
✔ しかし死なずに残り続けている

そしてさらに大きな問題は……
この細胞が老化シグナルを出し続けることです。

 

 

老化した線維芽細胞は
炎症物質を持続的に分泌し続けますが、
これをSASP(老化関連分泌表現型)と呼びます。

簡単に言うと、
腐ったミカンが一つ箱の中に入ると
他のミカン全体を傷めてしまうように、
老化した線維芽細胞が皮膚環境全体を
じわじわと悪化させていくのです。

 

 

このように老化は加速する可能性があるため、
継続的なスローエイジングの管理が必要になるのです。


現実的に私たちは何ができるのか?

幸いなことに、すでに多くの研究において
炎症を抑えスローエイジングを実現する方法が
明確に示されています。

 

 

項目 核心内容 期待される効果
運動 規則的な有酸素運動+筋力トレーニング 炎症指標の低下、筋肉量の維持、心血管・脳の健康保護
内臓脂肪の管理 極端なダイエットではなく、持続可能な体重の安定 代謝の健康改善、慢性疾患リスクの低減
睡眠 規則的な7〜8時間の睡眠 炎症の軽減、代謝ストレスの低下、回復力の向上
食習慣 特定の食品より「食事パターン」が重要。野菜・果物・全粒穀物・良質な脂質中心 炎症の軽減、長期的な健康維持
その他の管理 禁煙・節酒・ストレス管理・血圧・血糖・脂質の管理 実際に「老化を遅らせる医学的介入」として作用

皮膚の観点からも、アプローチは同じです。

日焼け止めは老化を抑える最も基本的な手段であり、
保湿も皮膚の炎症状態を軽減することができます。
レーザー・RF・HIFUなどの適切な施術は
組織リモデリングと長期的な構造保護に役立ちます。

ただし「一度で終わるアンチエイジング施術」はなく、
科学的根拠に基づく長期的なスローエイジング戦略が重要です。

スローエイジングの核心は、
新しい魔法の薬を探すことではなく、
すでに効果が証明されていることを
継続して実践することにあります。

生活習慣の改善と医学的管理を両輪で動かす
持続可能なルーティンを作ること——
それが現実的に可能な最も強力なスローエイジング戦略です。

 

今回もお読みいただきありがとうございました!

ヤン院長でしたチューリップピンク

 

 

最後に

サルティネ医院では
「痛くない・美しい・自然な仕上がり」
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こんにちは、ヤン院長ですビックリマークニコ

以前、リトゥオについての投稿をしたことがありましたね。

 

 

以前もお伝えしましたが、リトゥオを単純に
「本物のコラーゲン注射」とだけ定義してしまうのは、
この注射の価値をもったいなく狭めてしまうことになります。


皮膚に必要なのはコラーゲンだけではないからです。

 

「皮膚の弾力=コラーゲン」という公式が
まったく間違いというわけではありません。

 

ただ、コラーゲンだけで皮膚を語るには
不十分な時代になってきた、ということです。

 

リトゥオの最大の意義は、
コラーゲンばかりを強調してきた美容皮膚科市場において
ECM(細胞外基質)※1」という概念を
広く一般に提示するきっかけになったこと
ではないかと思っています。

※1 ECM(Extracellular Matrix:細胞外基質/세포외기질):皮膚内において「細胞以外のすべて」を指す総称。細胞と細胞の間を満たして構造を支え、細胞が正常に機能するための「環境」を提供する3次元の網目状構造体。コラーゲン・エラスチン・糖タンパク・GAGなどから構成される。

今日は

ECMとは何か
スキャフォールドとは何か
リトゥオの役割

についてご紹介します。(少し難しいですが…笑)


ECMとは?

ECMとは言葉の通り、
皮膚の中で「細胞を除いた残り」を意味します。

 

皮膚の内部は細胞だけで構成されているわけではありません。


細胞と細胞の間を満たしながら構造を保ち、
細胞が正常に機能できるよう助ける「環境」が存在します。


それがECMです。

 

ECMは細胞の外側に存在する3次元の網目状構造体で、
皮膚に物理的な支持体(スキャフォールド)を提供しながら、
細胞がどのように増殖・分化・回復するかを決定する
生化学的・機械的なシグナルまで担っています。

 

 

ECMを構成する核心をわかりやすくまとめると、
おおよそこのように整理できます。

コラーゲン:皮膚の骨格と強度
エラスチン:伸びて元に戻る復元力
糖タンパク(フィブロネクチン・ラミニンなど)※2:細胞とECMをつなぎ構造を整える
GAG(ヒアルロン酸など)※3:水分を保持し、成長因子などのシグナル物質を蓄える

※2 糖タンパク(Glycoprotein/당단백):タンパク質に糖鎖が結合した分子。フィブロネクチンやラミニンなどがECMの代表的な糖タンパクで、細胞の接着・移動・増殖を支えるとともにECMの構造的な整合性を維持する役割を担う。

※3 GAG(Glycosaminoglycan:グリコサミノグリカン):多糖類の一種で、ヒアルロン酸・コンドロイチン硫酸などが代表例。大量の水分を保持する能力があり、ECMの保水性・クッション性を担うとともに成長因子の保管・放出にも関与する。

つまり弾力とは、
「コラーゲンが多い」という一点だけで決まるのではなく、
この複合システムがバランスよく維持されているかどうかの問題なのです。


老化は「コラーゲン減少」だけでなく、ECMの崩壊です

ECMは静止した構造物ではありません。
常に作られながら、同時に分解されています。

 

このバランスを調節する代表的な軸が
MMP(分解酵素)※4TIMP(抑制因子)※5です。

※4 MMP(Matrix Metalloproteinase:マトリックスメタロプロテアーゼ/분해 효소):ECMを分解する酵素群。適切な量では組織のリモデリングに必要だが、紫外線・加齢・炎症などによって過剰に活性化されるとECMが過度に分解され、皮膚の老化を促進する。

※5 TIMP(Tissue Inhibitor of Metalloproteinase:組織メタロプロテアーゼ阻害因子/억제 인자):MMPの活性を抑制するタンパク質。MMPとTIMPのバランスがECMの恒常性を維持するうえで重要で、老化によってこのバランスが崩れるとECMの再生能力が低下する。

加齢が進むとこのバランスが崩れてECMの再生能力が低下し、
コラーゲン・弾力線維・GAGの構成も変化することで、

弾力の低下
小ジワの増加
皮膚が薄くなる感覚
力が抜けたようなキメの変化

といった変化が現れます。

 

 

そのため皮膚の状態によっては、
「コラーゲンをより多く生成させる刺激——
リフティング治療」だけでは
何か物足りなく感じることがあります。


「スキャフォールドになる」とはどういう意味?

リトゥオを語るときによく出てくる表現が
「スキャフォールド※6になる」というものです。

※6 スキャフォールド(Scaffold/스캐폴드):本来は建設現場の「足場」を意味する言葉。再生医学・組織工学では、細胞が付着・増殖・分化するための支持構造(支持体)を指す。細胞に対して物理的な足場を提供するとともに、生化学的なシグナルを伝える機能も持つ。

 

 

建設現場でも作業者が登る足場がなければ
作業が進まないように、

皮膚においても、細胞(特に線維芽細胞)は
刺激を与えるだけのときよりも、

付着できる場所
生きていける場所
シグナルをやり取りできる場所

という「環境」が整っているとき、回復反応がより活発に起こります。

 

 

スキャフォールドになるということは結局、

細胞が付着して定着できる構造を提供し、
細胞が移動・配列するための経路をつくり、
細胞が「今、自分はどんな環境にいるか」を
読み取れるプラットフォームになる

ということです。


リトゥオはどんなコンセプトの注射?

リトゥオはhADM(無細胞同種真皮基質)※7ベースの注射だと
以前お伝えしましたね。

※7 hADM(Human Acellular Dermal Matrix:無細胞同種真皮基質/무세포 동종진피):人の皮膚から採取した真皮成分のうち、免疫反応を引き起こす細胞成分を除去し、ECM構造(コラーゲン・エラスチン・糖タンパクなど)だけを残したもの。生体適合性が高く、組織再建・形成外科の分野で長年使用されてきた素材。

免疫反応を引き起こす細胞成分は除去し、
真皮がもともと持っていたECM構造を活用するアプローチです。

ADMはもともと再建・形成外科の手術で
長年使用されてきた素材です。

 

線維芽細胞の活性化と血管新生によって
自然に宿主組織と統合されるという特徴があります。

 

 

つまりADMは単に「充填する物質」ではなく、
組織が付着・成長するのを助ける
「天然ECMスキャフォールド(支持体)」として
機能してきた素材です。

 

最近ではこの概念が
皮膚再生・美容の分野にまで拡張されており、

注射用hADMに関連する研究でも
注入された素材の中に線維芽細胞が移入し、
新たな微小血管が形成されるなど、

その内部で生物学的な統合が起こりうるという
方向性の結果が報告されています。

 

また、類似系統の微粉末ADM(mADM)を使用した研究でも、
シワ改善効果が従来のコラーゲンブースターと
遜色ない結果が発表されており、
このカテゴリー全体のエビデンスが
急速に蓄積されつつある流れが見られます。


では、リトゥオは万能なの?

ここまで良い点ばかりお伝えしてきましたよね(笑)

リトゥオはすべての肌に万能ではありません。


ただ、目的が合致したときには
かなり良い選択肢になり得ます。

 

私が「コンセプトが合っている」と感じるケースはこんな場合です。

① 加齢によって皮膚が薄くなり、
  力が抜けた感じがはっきりしている場合

② レーザー・RFなどの刺激を受けても回復が遅く、
  キメの改善がなかなか見られない場合

③ 小ジワ・肌のキメ・弾力低下が主な悩みの場合

④ 萎縮性の変化(微細なくぼみ・瘢痕のキメ)のように
  組織の環境自体が弱くなっている場合

「即効性のあるボリューム補正」が目的ならフィラーの方が早く、
「水分感・ツヤ」が目的ならHA水光(ヒロウェーブなど)の方が向いています。

リトゥオは今日打って明日ドラマチックに変わる系統というよりも、
皮膚の土台(ECM環境)を整えるオプションとして
考えていただくのが正確です。

また、他のスキンブースターと比べると
まだエビデンスの蓄積が十分ではない注射です。

だからといって「無条件に良い」わけではありませんが、
時間が経つにつれてより注目されていく注射
ではないかと思っています。

ヤン院長でした。

 

今回もお読みいただきありがとうございました!

ヤン院長でしたチューリップピンク

 

 

最後に

サルティネ医院では
「痛くない・美しい・自然な仕上がり」
を大切にしています。

ウルセラについての疑問や、痛み・麻酔についてのご不安など、
どうぞお気軽にお声がけください。

あなたの美しさを、丁寧にサポートさせていただきます。

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