日産レパードというクルマは代替わりするたびにそのコンセプトが大きく変わってしまってなんだか良くわからないうちに消えてしまった様な感じですねえ。
日産の中でもスカイラインとかブルーバードとかセドリックとかフェアレディの様な確固たる存在にはなれなくていかにも迷走する日産を象徴するような存在だったのでは?
初代はラグジュアリーカー的存在でしたがこのカテゴリーはソアラの存在が大きく既に忘却の彼方。二代目はR31スカイラインベースのデザインでテレビドラマの主役的クルマでもあってスポーティでなかなか端正なデザインで今では人気が有り、ノスタルジック２デイズの会場でも多く展示がありました。
バブルの時代でしたがそこそこの存在感でしたねえ。
そして迎えた三代目。二代目とは同じ車名とは思えないくらいのコンセプトチェンジ。但しJフェリーとか言う訳のわからない副題が付きました。アメリカ市場を意識した大型セダン。しかしながらこれまでこの手のクルマが持っていた重厚感とは違った曲面の柔らかいデザイン。日本では嫌われる事の多い尻下がり。見ただけで迷車の匂いプンプン。二代目から三代目に変わった時の驚きは今でも少し記憶にあります。
当然この手のクルマは運転したことは無いのですが、雑誌などのインプレは評判が良くて中味は良かったらしいのですがやはりデザインはクルマの命。まったく売れずに撃沈の運命となりました。この後の四代目に至ってはまったく記憶にもございません。
このブログ開設ご約16年ですが、これまでレースの世界を含めて数々の日産車を半分笑いネタにさせて頂いておりますが今回もまたお世話になったのでした。
