一流のハンドリング、ヨーロッパテイストの初代プリメーラ | sarthe24のブログ(30度バンク研究所byBAMヨコハマ)

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日産グローバル本社ギャラリーのヘリテージ展示。初代のプリメーラ、P10系のプリメーラであります。

初代はかなりヨーロッパテイストな味付けで、フロントのマルチリンクサスペンションハンドリングが良く、ヨーロッパ市場も意識してイギリス工場でも作られていました。

初代は1990 年から95年の間販売されていましたが、この時期は浮き沈みの激しい日産の中では好調な時期で数々のヒット作が出た時期です。

フワフワな日本の乗用車が多い中カシっとした硬めの足回りで走りを意識したクルマでした。

レースの世界でも活躍していて、1994年から始まった全日本ツーリングカー選手権では星野一義や長谷見昌弘が乗って活躍していました。

二代目も初代を受け継いだ内容で、日本やヨーロッパのツーリングカーレースで活躍していました。

しかしながら2001年から発売された三代目辺りから状況が違ってきました。ボディはブルーバードと部品が共用された部分も有ったので大きくなり流麗なボディスタイルながらもスポーティ感は薄れてしまいました。

時代はセダンボディのクルマからクロカン車やツーリングワゴン車移って来ており、4ドアセダンのプリメーラには厳しく時代になってきました。

日産自体もバブル崩壊後の不遇な時期に入り、プリメーラはわずか3代目で終わってしまいました。

この初代プリメーラは今見ても古さを感じないカシっとしたデザインで長く乗る人も多いですね。