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Dream A live

このブログのテキストに登場する人物、団体名、個人名などは一切現実と関係ありません。
この物語は全てフィクションであり夢の中の出来事です。
理解いただけない方はご遠慮願います。

“できるだけ早く行くから家で待っといて”


潤は電話の相手にそう伝えていた。



だとしたらこの楽しい海岸線ドライブは


その人の家へ行くための通り道でしかないんだろうな。



それにこの服。


なんでこんな清楚系な服なんだろう。


わたしもう30だよ?



こんなのもうちょっと若い子が着る服と思うんだよね。


なんで潤はこの服を突然買ったんだろう。


しかもなんで今着てるんだろう。



疑問符が頭からもやもやと湧き出ては処理されないまま漂う。



楽しいのにいまいち楽しくない。


それは多分潤が何も教えてくれないから。



少し会話が途切れて窓の外をふと見ると砂浜で遊ぶ子供や


犬と散歩するおじさんが見えた。


波がキラキラ光ってまぶしいけど涼しげできれいだなぁ。


ちょっと歩きたいけど誰かの家へ早めにいかなきゃならないから


帰りにしよっかな。 と、そのとき


「ちょっと海岸でも散歩しない?せっかく来たんだし」


と、潤のあったかくて優しい声が背後からした。



そんな物ほしそうな目で見てたっけな、と思いながらも


やっぱり行きたいから口元を緩ませて頷いた。


近くの海水浴場専用の駐車場に車を止めて砂浜へと駆けた。



まだ海開きもしてないこの時期は少し潮風も寒い。


年甲斐もなくはしゃぐのも癪だけど久しぶりの海の気持ちよさには勝てなかった。



波打ち際で遊んだし足も浸けた。


そんな私を見る潤の目はすごく優しかったし、愛おしかった。