11月19日(金)の市場概況です。 下に19日の海外市況

◆日経先物:10050円(+70円)OSC57%(-1%)11月16日の56%から切り返しに転じる。RSIは73%(+3%)
◆日経平均:10022円(+9円)OSC58%(-7%)11月16日の56%から切り返しに転じる。RSIは81%(+9%)
◆TOPIX:870(+1)OSC58%(-8%)11月16日の55%から切り返しに転じる。 RSIは78%(+3%)
◆マザーズ指数:374(+2)OSC59%(-4%)11月12日のOSC71%、終値369からダイバージェンス中。RSIは80%(+-0%)
◆騰落レシオ(25日間、東証1部):101.17%(-4.84%)-11月19日現在。

◆10日高値移動平均値超の銘柄比率56%(-3%)
◆10日安値移動平均値未満の銘柄比率13%(+1%)

今日は持ち越しの4109ステラケミファで酷い目に遭いました。そこで今後の対策。底値狙いの筆者としては、これからは日足のボリンジャーバンドと25日移動平均線からの乖離、これとRSIの復調気配とVR改の押し目。この4つの組み合わせで、明日のモニタリング銘柄の戦術を想定することにしました。些か複雑ですが、いわゆる騙し対策としては、ある程度指標を組み合わせる以外にはありません。

ステラケミファに関して言えば、まずかなり大きな下落基調にあったこと。しかもボリンジャーバンドの中位レベルで揉み合っており中途半端であったこと。本来3360円の25日線までの下落は覚悟すべきであったこと。RSIがこの株としては落ちきっていなかったこと。10HLのMAについては10日安値平均を下回っており、今日のような地合を待って売りが湧く可能性があったこと。

等々考えられますが、この株特有のボラの高さを甘く見ていたようですね。日足のボリンジャーバンドを見れば一目瞭然ですが、きちんと+2δと-2δの間で動いております。売りはかけられないので、この株は-2δにタッチしてから、上記の指標での反転を確認しての買いに入るのが正解ということですね。

ちなみに、今日の売り候補の5201旭硝子は何ともまあ見事な寄り天。何故、もっと早く売りで仕掛けられなかったのか、これはとりもなおさず決断力の問題。

後場の終盤に4751サイバーエージェントが急落してきたので、155100円で拾いました。ところが3分足のボリンジャーバンドを見ると、-2δの154600円までは届いておりませんでした。しかし、この株、OSC面でもRSIでも既に今日はピークアウトしておりました。引けまでにあるであろう小反発を狙って降りることを考え、+100円で何とか下車。単なる反転期待でも、こうしたOSC面とかボリンジャーのことを考え、騰勢の中の押し目かどうかで、買いで入るか売りで入るか判断しなければならないようです。

ぐじゃぐじゃ書いてしまいましたが、なるべく確度の高い方法論を自分で築き上げる以外にはありません。これまでは本来のチャート形状を少し軽視しすぎておりました。

【以下は11月19日の海外市況】 

◆ドル・円:83.54円(前日比+-0)OSC68%(+3%)RSIは87%(+-0%)11月4日のOSC36%から円安へと転換中。
◆ユーロ・ドル:1.367ドル(+0.003ドル)OSC41%(-1%)11月15日のOSC33%から切り返し中。RSIは42%(+3%)
◆USドルインデックス:78.41(-0.21)50MA(78.31)を抜いたもののまた下落して接近中。
◆米10年債利回り:2.88%(-0.02%)50MA(2.63%)を大きく突破し、金利上昇過程に突入中。200MA(3.16%)の中間に位置。
◆NYダウ:11204ドル(+22ドル)OSC53%(+1%)RSIは53%(+10%)11月17日の45%から切り返しにに転じたか?
◆Nasdaq:2518(+4)OSC51%(-1%)11月17日の46%から切り返しに転じたか?RSIは53%(+2%)
◆上海総合:2889(+23)OSC45%(+4%)11月17日の39%から切り返しに転じたか?RSIは37%(-5%)
◆VIX指数:18.04(-0.71)50MA(20.73)の下回り継続。
◆原油先物:82.11ドル(-0.12ドル)50MA(81.38ドル)前後で揉み合い中。
◆CRB指数:298.89(-3.62)50MA(294.96)の少し上で揉み合い中。 
◆NY金:1353.7ドル(+0.6ドル)50MA(1336.23ドル)に超接近し反発中。
◆シカゴCME(円建て):10095円(+45円)

NY市場は中国の利上げ警戒(インフレ対策)で下げて始まるも、デルやナイキの好決算で終盤に戻す。どうやら、中国を初めとした新興国のインフレ懸念が、FRBによる緩和策(国債買いによる国債金利の低下を狙いとする)の効果を打ち消し、金利上昇というプレッシャーがかかっているのが現在の状況。

ドルインデックスは量的緩和で下げるはずですが、一時50MAを抜いて上昇しました。ここ3日ほどで再度50MAに接近しておりますので、これが更に低下するとキャリートレードの巻き戻しが一段落したことが確認されます。CRB指数の反転にも留意。

問題は長期国債の金利が低下しないこと。3ヶ月もの国債の金利はほぼ横ばいですので問題はありません。しかし、FRBによる買い付け額が少ない30年債はともあれ、10年債の金利上昇が続くと、これはFRBにとっては誤算ですが、新興国の利上げ観測との相対比較で、相対的に低い金利の米国債のこれ以上の金利低下はないと市場が判断しての、米国債金利上昇への揺り戻しかと思います。株も債券も価格が行き着くところまでいけば、買い手がいなくなり価格は下がりますが、それと同じ。

ということは、新興国の今後のさらなる利上げは米国にとってもダメージとなります。量的緩和を続ける以上、結果的にマネーが商品市場への流入を通じて、特に新興国のインフレを昂進させますので、結局は量的緩和が自らの首を絞めるという副作用への警戒感が台頭しかかっている訳ですね。しかし、量的緩和は続けないと米国の金融システム自体も住宅問題がある以上危ない。かといって、これを続けるとこのように長期金利が上がる。そうかといって、10年債や30年債の買い付けをFRBが増やすと、将来の出口戦略どころではなくなる。(30年も満期が待てない。満期を短期で迎えないで途中売却すると国債マーケットが高騰-金利上昇し、元も子もなくなるため)

いろいろと書きましたが、世の中すべてがうまくいく解はない、よく言われるフリーランチはない、ということが結論ですね。

ところで、損切りした4109ステラケミファ、マッコーリーが2段階格下げですと。クレディスイスが10月25日に新規にアウトパフォーム(強気)としたばっかり。どうやら、証券会社に弄ばれているね、この株。この証券会社の「投資判断」なるアナウンスメント、かなり不透明ですね。これも株式市場が嫌気される理由の1つか。