日経平均のOSCは16日と同じ45%にまで落ちました。思えば、3月10日の42%を底にしての早春ラリーでした。この間、ちょうど25%の上昇です。

対するNYダウは3月5日をボトムにして23.3%の上昇。TOPIXは19.6%の上昇と少々出遅れてはおります。

その日経平均はこのまま行くとエンジンが焼き付きますので、そろそろ何か使って冷やしてやる必要があります。

その冷やし玉として前場に選ばれたのはドル・円相場でした。

今日は20日ですので、いわゆる5・10日に当たります。その節目の日の10時には銀行での中値が決まります。

多分どこかの商社などが大量のドルを持ち込んで円に換えたのでしょう。円高がその時間を境にして急激に進行し99円をあっさりと割り込みました。

そうなると、株式市場でも待ったましたとばかりに売り攻勢です。

前場の当初から先物の動きに連動して下げ続けていた1605国際帝石などひとたまりもありませんでした。

しかし、今朝のブログでご紹介したジム・クレイマーの記事に該当する典型的な株の1つが、いわゆる景気敏感なシクリカル銘柄の1つ、非鉄セクターの5707東邦亜鉛でした。

今3月期の連結決算は先週金曜日に下方修正しております。

ところが、この株の日足を見ると明らかなように、3月3日をボトムとして着実な上昇カーブを描いております。今日も、下方修正の決算何のそのでまだ上げております。

この株は社名のとおり亜鉛相場に忠実に反応する株として有名です。投資家は既に来期に向けての動きだけを見ているのですね。

ここ半年の亜鉛(ZINC)の値動きと、日足チャートを見比べてみて下さい。ほぼ同じような値動きをしております。3月初めの底からは約2倍の上昇です。

この「異変」を3月初めに見つけて買うのはチョイと早すぎますが、4月に入ってからはそれまでの高値を抜いておりますので、日経の地合の好調さからも、遅くともこの時点で仕込むのが、ジム・クレイマー流のトレーディングテクニックという訳でしたね。

筆者は、この株は昨年に亜鉛相場の下落に呼応して下げるばかりでしたので、とっくに消しておりました。しかし、相場反転のプリカーサー(早期感知用)のカナリヤ株という位置づけからも、亜鉛相場の定期的なチェックと合わせて、この株のウォッチをしておくべきでした。

持ち越しの過熱株の代表格、6378木村化工機は開始早々に+22円で撤退。2602日清オイリオは、ジム・クレイマーの記事に「触発」され、景気が一層悪化するまではこうしたディフェンシブ株の出番はないと判断し、同値で撤退しました。

もう少し、冷やし玉が投下されるまでは様子見に徹する以外にはありませんね。その間、ジムの言うように1銘柄1時間のホームワークでもするとするかな。

しかし、筆者も人から影響を受けやすい性格ですね。要するに騙されやすい性格なんです。

今後、職業としては異例の増加率が見込まれる振込詐欺師に騙されないように心せねば。。。