2月11日(水)の海外市場概況です。

◆NYダウ:7940ドル(+51ドル)OSC51%(+1%)2月9日の58%から下げ基調継続。

◆欧州株:英FT100(+0.5%)独DAX(+0.54%)仏CAC40(+0.23%)

◆ドル・円:90.42円(前日比6銭円高)OSC56%(+1%)2月6日の62%から下降中(円高傾向継続)。

◆シカゴCME日経先物(円建て):7805円(大証終値比-145円)午前7時半現在。

NYダウは引けにかけプラス終了し、何とか平静を取り戻した形です。

昨日は、オバマ大統領のことを2回転半のジャンプで誤魔化した中年おじさんスケーターのような言い方をしましたが、昨日、たまたまNHK衛星放送で彼の行動を追っている番組を見ました。

そこで、あえて1つ、彼の良い点を付け加えておきますと、それは、ワシントンに引っ込んでいては、世の中のことが分からないとのことで、どこかの町でのいわゆるタウンミーティングでしょうか、そこでしきりに聴衆に話しかけており、聴衆からの意見も率直に受け止め答えていたことです。

これはブッシュにはなかった姿勢です。また、我が国の総理大臣が時折見せる、どこかの下町でのパーフォーマンスとは全く異なる姿勢ですね。

しかし彼は先日、「こんな風に任期が始まるとは思わなかった」と思わず本音を漏らし、図らずも、就任前にはアメリカの金融・経済の実態について知らされていなかったことが露呈しておりますが、これは実は一部で危惧されていたことです。(噂によると、彼はブッシュからのブリーフィングを拒否したとのこと。)

このことが、市場が期待した「スタートダッシュ」に遅れをとった原因でしょうね。大統領に就任し、実態を知って驚いているのが現状。ひょっとすると、大統領就任直後にドルの切り下げという荒療治までするのではと、市場は見ていたのですが、これは拍子抜けということになります。

しかし、現場に足を運ぶ気持ちだけは持っているようですので、少しは今後に期待したいと思いますが、筆者から見ると、現実は既に現場に足を運ぶ必要がないほどに悪化している訳であり、そんな時間があれば、もっと政策の早急な実現に費やすべき時期だと思うのです。

まだ、市場が求めるアクションのスピードとの波長が合っていない感じですね。「私は永遠の楽観主義者」との言葉で、今の現状と自己認識のギャップが露呈して醸し出しているほろ苦い気持ちを中和しようとしておりますが、もっと前向きの迫力と実行力が欲しいものです。

ひょっとすると、この男、世間にたくさん存在する、「口先だけ上手で立ち回りがうまい単に如才ない男」だけかも知れません。もしそうなら、これは世紀の悲劇が待っていることでしょう。