テクニカル用語の簡単解説

後場もオバマ候補へのご祝儀相場が続いた11月5日(水)の市場概況です。 

◆日経先物:+420円、OSC53%(+1%)10月27日の33%から切り返し中。
◆日経平均:+407円、OSC62%(+9%)10月24日の33%から切り返し中。昨日、OSC更新漏れ
◆日経平均指数値倍率:104(-1)
◆TOPIX:+56.2、OSC62%(+10%)10月24日の37%から切り返し中
◆マザーズ指数:+17.56、OSC60%(+7%)10月28日の40%から切り返し中。
◆ヘラクレス指数:+29.13、OSC62%(+9%)10月27日の39%から切り返し中。
◆国債先物:137.22円(61銭安)OSC42%(-5%)10月27日の49%から下落中。
◆ドル・円:98.17円(1円53銭の円高)OSC59%(-3%)11月4日の62%から反落に転じる。更新
◆日経先物イーブニングセッション:9330円(大証終値比-190円)
◆シカゴCME日経先物:9155円(大証終値比-365円)更新
◆NYダウ:9139ドル(-486ドル)OSC55%(-3%)11月4日の58%から反落に転じる。更新

後場も垂れることなく、日経平均はついに38.2%戻しの9518円を綺麗に上回りました。ここからが問題です。その上は半値戻しの9847円がありますが、この攻略に失敗すると、9500円割れが確実になった時が売り時です。

トレンドというのは、いつもオーバーシュートしますので、恐らく今日のNY市場もオバマ人気が沸騰し、ダウはご祝儀相場の様相を呈するでしょうから、その宴が終わった時、白々とした鬱な気持ちに市場関係者が襲われ、そしてだらしなく買い意欲が減退する、その時に9500円を切りにかかる時があるかと思いますが、その段階が今回の宴の終焉ということになりそうです。

もちろん、更ににイケイケドンドンになった時は、ターゲットを切り替える必要があります。9800円越え、それから節目の1万円攻略となれば、これは情勢が一変します。

しかし、今日の相場には翻弄されました。前場に見切った5486日立金属は855円まで飛翔する始末。落ちてきた日本電気硝子は引けまで持ってれば良いものを、途中で損切り。5302日本カーボンは2度も食らいついて-1円と-2円での撤退。そのまま持っていても、これはほとんど利益が残らず。つまり、残り粕というのか、消化試合で観客が帰路につこうとする時にわざわざ喰らいついたという訳です。全くのとんまでしたね。

しかし、これじゃいかん。短期での戦法を変えねばなりません。今日は後場は思い切って突っ込んだ筈が、売りをかけるタイミングは相変わらず掴めずじまい。

まあ、ゴールド(金)が持ち直して、先週末より60万ほど戻してくれたので、何とか隣の犬のおやつ代ぐらいは気分的にも出せそうですが、そのゴールドとて、年初の含み益からすれば小型車が1台買えるぐらいへっこんでおります。

とにかく、今の相場はもうこのくらいで落ちるのではないかとの危惧を皆さん抱きながらも、強気で上がるので仕方なく追随している感じですね。いけるところまで行ってやれ、といった心理状態です。

もうこの流れはそのまま行き着くところまで行って貰う以外にはありません。今度こそ、節目から転げ落ちるところをうまく捉えて売りをかけたいものです。

ちなみに、過去の黄金分割比率を巡る物語をおさらいすると以下のとおりです。

9月17日段階での、日経平均の黄金分割比率は11690円でした。その値段を終値で以降に上回ったのは、9月29日まで6日間もありました。9月30日にやっと終値が11260円となり大きく下回りました。これが転換点でした。10月1日に+108円と一旦切り返しましたが、終値は11368円であり、かつ高値も11457円であり、11690円の黄金分割に届かないことが明らかになるや否や、以降は怒濤の下げでした。

こういう波動を今回はうまく捉えたいと思っております。

-------6日朝のコメント-------

肝心のNYダウが38.2%戻しの9404ドルを先に割ってしまいました。何もよりによってオバマ大統領が当選したその日に、ここまで下げなくても良いのにとは思いますが、市場はいつも大勢が考えることと逆に動くようです。

機先を制すと言う奴ですね。当選が確定した日本市場、アジア市場での上げが、最後の上げだった訳です。市場関係者はとにかく気が早いというのか短いというのか、訳が分からない人種の巣窟のようです。

確かにADP雇用統計にしてもISM非製造業景況指数にしても、悪かったのは確かですが、先日の米自動車市場の前年比-45%ほどのインパクトはなかったと思います。また、元来このADP雇用統計はいい加減です。先月分も8000人減は幾ら何でもおかしいと思っておりましたら、2万6千人減に修正してきました。

原油は昨日の上げを帳消しております。在庫統計はガソリンが少々増えているだけで、原油の在庫は市場予測を大きく下回って前週比で+-ゼロです。これも不可解。

これで、OSCとしては高い水準にまで達していた、NYダウ、日経平均、そして為替は共に天井を一旦は打ったようです。ここから一気に下へと行くのか、それとも、一度反発してから行くのか、金曜日の雇用統計の結果が今日のダウが先取りをしたのであれば、後者かも知れませんが、その雇用統計が20万人減以上などという数字にもしなっていれば、これは怒濤の下げが来週にかけてまた起こるのかも知れません。

しかし、今日のギャップダウンでの始まりは確定し、今日売ろうと待ちかまえていた向きには、こうした自主性のない相場、やりずらくて仕方ないでしょうね。