日経平均はOSCを72%→66%へと落とし、下げ基調が鮮明になっております。新興市場は、東証に向かっていたい資金が戻ってくることはなく、売りも買いも細るという状態でのOSCがマザーズ指数は54%(前日同値)、ヘラクレス指数は-6%の60%と下げ足を強めております。市場参加者が少ないため、50ポイントを超えるような上げ下げがないのも、このところの新興市場の特徴です。

新規上場組の中にはそれなりに有望な銘柄もあります。今後はそうした銘柄に物色の矛先が向かいこそすれ、従来の手垢の付いた新規上場銘柄はますます出来高が細るのでしょう。限られた資金しか入ってこないのですから、これは人気銘柄に偏るというものです。

持ち越し株は全く動きがない4543テルモ、今日も不発でOSCも1%落として37%で終了の5742エヌアイシ・オートテック、それに引け際の強烈な切り返しについ5160円で買ってしまった、地方競馬の雄、ハイセイコーならぬ、6787メイコーです。

いずれも損得勘定はほとんどゼロ。

明日も下落モードで始まると思われます。売りも含めた戦術で何とか乗り切るために、明日の注目銘柄です。

テクニカル用語の簡単解説

1.2464ジェイコム ▲ (逆張り注意)
 OSCが2月1日の35%についに並びました。しかし、指数値は2月5日よりもまだ23K程も上にあります。明日、いきなりGDして始まるようなら更に下値を模索する動きとなりますので注意。そうでなく出来高を伴って上げるようだと、今日まで抑圧されたエネルギーが噴出するかも知れません。とにかく崖っぷちに立っております。

2.6727ワコム △ (逆張り注意)
 ついに直近安値を今日は更新。まだ下げる勢いです。300K割れは不可避かも知れません。JPモルガンが目標価格を引き上げたのは2月9日です。くしくもそこからの転落劇。OSCは2月21日に35%で底を打っております。後はどこまで下げてから買い戻しが入るかです。300K近辺がそのラインと見ます。

3.4518富山化学 ▲ 
 今や仕手株の一角を占めております。ここにきて、OSCを39%まで落としての+15円です。一発屋ですので明日あたり地合が停滞している隙を縫って、一波乱起こすかも知れません。鳥インフルエンザの人から人への変異型でもインドネシアあたりで発覚し、パンデミックフルーが現実になれば、株価は暴落するなか、この株だけは棒上げなんてこともあり得ます。まだワクチンは出来ておりませんが、この会社の抗インフルエンザウィルス薬の臨床試験入りが囃されているわけです。タミフルは副作用が今日のメディアで喧伝されており不安があります。

4.6871日本マイクロニクス ○
 今日は引け際に落とされましたが、何とかOSCは+1%の46%に切り返し、明日への期待をつないでおります。10日移動平均をちょうど抜きにかかっているところです。しばらく低迷しておりましたが、今日の反転が本物となって明日4200円ラインへの到達があるかどうか注目。この株、比較的売り板・買い板に素直に反応しますので、決して慌てて買い上がらないことです。今日の安値3880円前後で待ってから4100円あたりまで登って、そこから又押されてから再度反転し、といった動きを繰り返す筈です。

5.4080田中科学研究所 ▲
 もう1000円割れまではないかも知れません。OSCは前日同値の54%ですが、この株、84%まで先日行った株です。そろそろ押し目完了の気配あり。

6.2385総医研ホールディングス △ (逆張り注意)
 上げるのに時間はかかっても下げるのはあっという間です。これで2月8日のOSC23%をマークした日の終値を4Kも下回っての終了です。OSCはまだ34%です。指数値は後2Kの下落で並びます。明日の押し目で今日の安値148Kを下回らなければそれなりの反発はあるでしょう。ここしばらくはこの株の動きをマーク。

7.5727東邦チタニウム 売り注目
 素材関連銘柄の高騰に乗って、このチタニウム兄弟の一角も上げておりますが、住友チタニウムが工場を増設するとのニュースでの連れ高です。この会社の製造能力増強については既にアナウンス済。この連れ高がそれなりに是正されるべきポジションにあると言えます。チタンが航空機での需要で増えると言われてから久しくなります。折しもエアバスのリストラ計画が今日の夕刊に出ておりました。ボーイングがエアバスの分を食うのかどうか。一時の原油安でアメリカあたりの航空会社が持ち直したとのニュースも今回は後押ししたのでしょうが、その原油もじわりとまた上げてきております。OSCは2月22日の76%をピークにして今日で69%です。最高値は今日の6910円です。そこからはさすがに調整しております。明日もこの流れが継続するものと見ます。一方の兄貴分の5726住友チタニウムは今日OSCを75%と最高値を付けておりますので、まだテクニカルには上げる可能性があります。それに対して連れ高をして、目一杯上がったところからの売り攻勢に乗る手です。

以上です。