今日は10時頃からの日経先物の反発には、日経やTOPIXは少々反応するも、新興市場は全く反応せず。市場参加者が少なくなっております。日経もそうです。出来高は昨日の半分以下のペース。

ジワリジワリと真綿で締め上げるような下げとでも形容したらいいのでしょうか。しかし寄り付きはそれなりに上げていった銘柄もありましたが、こんな相場ではそれに追随しての買いこそ、真綿で自分の首を締め付けるようなものです。少し上げても、すぐに利確に入るか、騙しの上げで売りタイミングを狙っている筋のお方の罠に嵌るか、どちらかでしょうか。

6658シライ電子工業など、昨日から君臨していた900円の厚い売り板が、朝方あっという間に崩されました。それを見ての買い上がりがあり919円まで一気でした。ここで筆者はとりあえず下(902円)で待ち、最初の下落の時に拾い、その後上げてから、再度の売り板を見てわずかな利確で逃げ、その後、第2弾の買い上がりで売値よりも買われたものの、朝方の高値を抜けないと見るや、この空売りも出来ない銘柄にどこの誰かは知りませんが、執拗な売りで一気に888円までの下落です。

これじゃ、逃げられたことは単に運が良かったとしか言いようがありません。しかし、こういう相場ではまさに人の逆を行くことが功を奏したとも言えます。

前場は他にこのところ苦杯をなめているので少しでも取り戻そうと、3814アルファックス・フード・システムが特売りから始まって、160K以下にはなかなか行かないのを見て161Kで買い、163Kでの指し値売りし、例によって「見せ板」の買いが涌いて来るや、今度は164Kで買い、いつも通りに梯子を外されかかった165Kで売り、といった具合に速攻勝負に徹して、少しは借りを返しました。しかし、これは株トレーディングというよりも、早押しゲームか椅子取りゲームの感を呈しております。これではいけませんが、相場全体がシュリンクして下げている訳であり、そのニッチで株を楽しむには、その時々での勝てる方法を駆使する以外にはありません。

ところで新興市場はまだ下げたりません。マザーズ指数のOSCは-1%の36%、ヘラクレスは+1%の51%です。マザーズ指数は後5%ほど、ヘラクレス指数は10%程の下落で一旦底を打つかと見ております。やはり今週末のイベントを通過して、来週のどこかに山場が来るかと思います。今日、10ポイント以上下げて終わるなら、これを1番底として、来週前半で一時切りかえしてから2番底を付け、そして来週末から再来週にかけての3番底で本格反転に転じるというシナリオです。

年初に2月中旬頃がその時期と書きましたが、今のところそのシナリオに沿って動いていっております。しかし、未来は誰も読めませんが、相場の勢いとかトレンドとかを何らかの指標で見ないことには、強気で攻める局面か、弱気で撤退する局面か、それとも個別物色で強気で行くべきか、強い銘柄でも持ち越さずに行くべきか、といった幾種類もの戦術がありうる中で、どれを取ったら通算で勝てるかどうかは分からない訳です。つまり地合の現状にあったトレーディング手法をぶつけないと駄目という、誰でも分かっている定石を改めて重視してのトレードを行うことが、相場と波長を合わせるなどと、先人が行っていることの意味かも知れませんね。先日のトレーダーズショップの感謝祭で「時の利」と優利加さんが言っていたことです。何事も時の利に逆らっては駄目ですね。

例の柳沢大臣の問題、これも「時の利」が少しずつですが、留任を固めつつあります。まあ、彼の場合はここにきてわざわざ「損切り=辞任」しなくても、別に資産が減り続けるわけではなし、一度ハイライトを浴びてあれだけ世間に知れ渡り、奥方にもこっぴどく叱られている訳ですから、今更辞めてもその評判が良くなるわけではなし、言ってみれば失うものはとっくに失っていて、これ以上失うものがない強いお立場に立っている訳です。暴風雨に耐える山岳の木々は傾きながらも必死で生き続けております。これと同じでしょうか。叩かれることによって得るものも、この世には沢山あるようです。彼の今回の「成果」を、いじめでいとも簡単に死を選ぶ、子どもたちに是非分け与えてあげて欲しいものです。筆者はもう結構です。家人に精神的にも物理的にも「ずっと叩かれ続けられた」結果、すっかり根性が居直っておりますから。