いよいよ混迷の度合いを強めてきている相場です。今日は、日経先物の下落基調にもかかわらず、マザーズ、ヘラクレス指数ともプラス圏です。しかし、マザーズ指数のOSCは-4%の39%まで前場で落としております。1月22日をピークとして、切り下げているトレンドには変化はありません。このところのマザーズ指数は2月1日がかろうじてプラスでしたが、それ以外は下げてばかりですが、下げ幅が小さいのでなかなか日柄整理ができません。

注目すべきは、ヘラクレス指数の今年のトレンドが昨年よりも底上げされていることです。OSCが40%を底にしての反転を今のところは繰り返しております。今日は48%です。1月22日の高値からの調整幅もさほどではありません。

持株は6787メイコーのみ。これは少し下で指しておりましたが、気が付いたら誘われておりました。5950円です。5820円を切る勢いなら撤退。後は持ち越しの6263プロデュースはあまりの出来高の少なさに最初は700Kで待っていたのですが、我慢できずに690Kでの売りでした。

またまた気が付いたら上げにかかっている3814アルファクスフードシステムを170Kで買いましたが、返り討ちに合いました。169Kであえなく撤退です。時として噴く株というのは、気が付いてからでは遅いのですね。特にこの株の場合は1日1回程度の「騙し上げ」とでも言うのでしょうか、急に買い玉が増えるものですから、すわ!、棒上げ開始か?と誰しも思って上値を追うのですが、ものの数分でこの喧噪が収まります。そして時間をたっぷりとかけて失望売りを誘ってから、翌日また1回だけ「小祭典」を演じる訳です。誰が仕掛けているのか知りませんが、小さな釣り堀で「疑似撒き餌」につられて、つい欲を出して毎度のようにパク付く自分が少々嫌になります。どうも過去のチョイとした「成功体験」が、人をこのような行動に駆りたてるようです。まさにトリックスターの出没といったところでしょうか。このトリックスター、別に悪い意味ばかりではなく、ウィキペディアによると、神話や物語の世界で神や自然界の秩序を破り、引っかき回すいたずら好きのヒーローという意味だそうです。インディアンの間ではコヨーテがその役回りをしているようです。そういえば、アルファックス・フード・システムというのは、その名の通り、フードサービスのシステム管理をASPで提供しております。ITに少々強い「コヨーテ」でないと、チョイと引っかき回すいたずら役は難しいでしょう。そう考えると、コヨーテに騙され続けている筆者、あまり腹が立たなくなりました。このオセアニアでは決してお目にかかれないコヨーテとの遊びと考えれば、一種のゲーム料とでも考えられそうです。

相場に負けても、皆さん楽しくやりましょうね。楽しく。そのうち、調子に乗ったコヨーテの急所にでもパク付いてやりゃいいのですから。