後場は先物の下げが一段ときつくなり、それにつられて後場の最初だけは上昇したものの、新興市場、特にマザーズ指数が徐々に下落の度合いを強めていきました。

先物は裁定買い残がかなり積み上がっているそうで、今週末のSQ値算定を控えて、売り圧力が強まっているようです。一方、信用取り組みはかなり改善しているとのことで、なかなか新興市場の有望銘柄については、下がったところを買い上がる動きが交錯しており、きちんと下がり切りません。そのため、こうした相場でのテクニカル指標での売買判断は実はかなり難しいと言えます。相場のボラティリティが大きくなってこそ、テクニカル指標は生きてきます。

結局この不安定な地合の中、今日は1766東建コーポ(8070円買い)を除いてすべて損切りと相成りました。といっても、先物などの動きが芳しくないので早めの撤退でしたので、一番下げた3831パイプドビッツでも-3K、4680ラウンドワンが-5Kでした。

注目銘柄の中でも3064MonotaRoや2459アウンコンサルティングは好調だったのに結局買えませんでした。驚いたのは6162ミヤノです。今日は調整かと思っておりましたが、引けにかけて何と+1Kです。最後に「大噴水」を噴き上げているのがおわかりでしょうか。MonotaRoは、前場に上げてからの調整で今日はこれまでかと思って監視を外していたら、引け際にこれまた急伸。物事はその日の最後まで見なければ分かりませんね。人生と同じで。

と言う具合に、ちぐはぐの不調トレードの日でした。

さて、明日はどうなるかですが、東証が調整の度合いを強めそうです。それに合わせて新興銘柄はOSC30%台へ向けての下落を強めるのか、それともまたここからの中途半端な上昇を見せるのか? OSCを見る限り、マザーズ指数が+1%の49%、ヘラクレスは何と+6%の60%まで伸ばしております。どうも銘柄によっては執拗な買いが入っているようなのですね。いよいよ銘柄選び、それと決算に向けての前哨戦での見極めが重要となってきている局面のようです。この中途半端な相場では一旦休むのも手かも知れませんが、個別銘柄で何とか反発局面にありそうなものをいくつかピックアップしておきたいと思います。

そうした意味での明日の注目銘柄です。

1.3360グリーンホスピタルサプライ
 2月9日が決算です。OSCが+5%の48%とコンバージェンスし、指数値も昨年12月5日以来の最低値におちていることが手がかり。明日は当然押し目狙いです。

2.4809パラカ
 引けにかけて急伸しOSCも+7%の52%と市場の動きと逆行しております。と思って決算日を見たら今日でした。1Qの数字は四季報予想を上回っております。もう明日は遅いかも知れませんが、テクニカルには前兆がきちんと出ていたことが何より。

3.2120ネクスト
 今日も押されましたが、OSCを+2%の38%とコンバージェンスさせ、切り返しの脈動を見せております。RSI、VR改とも20%台。切り返すとすれば252Kの今日の安値をしぶとく防御してからか。

4.2132アイレップ
 これもOSCは+3%の44%とコンバージェンス。アウンコンサルティングと同じ業態ですが、PERはアウンの60倍に対しての34倍は相対的には低いのですが、9日の決算の数字でも悪いのかも知れません。しかしテクニカルには切り返しを期待。

5.3831パイプドビッツ
 eBaseとともに今日は沈みました。OSCはまだ-2%の24%と下落しております。RSIのコンバージェンスだけは進んでおります。1月31日の26%を底にして、今日で36%です。しかし、オシュレーター系の指標の弱さは、底が見えないことです。従って、明日もOSCが10%台へと突入するか、今日の安値の495Kを抜いてのプラ転になるかのどちらかの条件を満たさない限り手出しは少々危険です。終値が+5K位で終わってくれて、OSCも28%位に上昇してくれれば言うことありません。その時になって手出ししても十分に間に合います。

2411ゲンダイエージェンシーの値動きが参考になるかと思います。2月1日にまだ下げて2日に177Kまで行く過程で、筆者はこの株を「見放して」しまいました。ところが2日に+8Kとプラ転してOSCも+6%の39%で終わっておりました。このトレンド転換を今日なぜ見抜けなかったのか。多少の押し目があったようですが、そこで買わなくとも金曜日の終値を上回った時に買っても終値は+7Kです。分足を見ると前日終値を1Kほど上回った時で売買が交錯しておりますが下げてはおりません。そして後場に一気に弾みがついたようです。

こうした経過をこの株も辿るものと思われます。それまではじっと我慢。

6.3825リミックスポイント
 2月15日決算。172万円まで付けた株が今日で100万円も落ちました。実に栄枯盛衰が激しい株です。この株のOSCのボトムは1月12日の28%です。今日はまだ31%です。後3%分の下落から切り返すようなら乗る手もありますが、パイプドビッツと同じような考えでいかないとやけどするかも知れません。

7.7747朝日インテック(JASDAQの方)
 OSCは+1%の61%と高水準ですが、1月24日の31%からはずっと上昇基調です。しかし終値ではまだ90円安とダイバージェンスが続いております。今日はさすがに3120円まで落とされてからの反発はあったようです。明日もこのような押し目に注意しながらの注目です。医療のガイドワイヤーで高シェアの会社。

8.6890フェローテック
 朝日インテックとともに最近追加した銘柄。RSI80%台から押されております。OSCも1月23日の71%をピークに今日は前日同値の46%ですが、2月1日の44%、終値942円からは25円ほどのダイバージェンスを示現。一応膠着状態の様子ですので900円割れも注意しながらの注目銘柄です。

9.6672レイテックス
 まだ押されてOSCが-2%の29%にまで落ちました。乖離幅が-42円と拡大しておりますので、明日あたりには一旦反発体勢に転じる可能性が強まってきました。指数値は昨年12月12日を下回りました。まだ上げ初動の時期でした。12月14日に来期連結3.1倍の経常利益予想を出して年明け早々までに株価が倍増した会社です。ずばり、明日は1190円までの下げからの反発を予想。しかしそうそうたやすく当たるかな?

10.3749SBIベリトランス
 よく見るとこの株出来高が随分と細っておりますね。しかし、綺麗なテクニカル条件を示しております。OSCは+5%の46%と伸びるも、1月30日の39%からは終値が1200円ほどダイバージェンスし、かつ乖離幅も-1200円あります。少し高めで始まるようだと後は出来高次第ですが、10日移動平均の95600円あたりまではあっさりと行くかも知れません。底を抜けると100Kも見えてくる水準まで伸ばすか。北尾銘柄はほとんど興味がありませんが、いい意味で業績安定、株価も安定しているためウォッチはしております。

11.2371カカクコム
 2月2日の注目銘柄でした。その日10Kも上げましたが、こういう業績の良い株は、きちんと上がったのを見て大きな買いが入るようです。今日はできだかが5137株にも増えました。しかしOSCはまだ+3%の43%で売買判断指数も前日より100%ほど低めの67%です。典型的な上り調子ということでしょうか。500K越えを目指す勢いのある株だと見ておりますので、明日その橋頭堡を築くかどうか再度の注目です。2日に順張りで素直に買えば良かったのにね。それができない弱さを何とかしなければなりません。

12.6849日本光電工業
 2月7日が決算ですが、再度押されております。しかしOSCは下げきらず、1月25日を底に45円ほどのダイバージェンス。明日2500円が割れないことが条件で一旦反発に転じるかも知れません。ビル・ゲイツもプレゼントとしてお勧めのAED(自動体外式助細動器)のメーカー。要は、心筋梗塞などで急に倒れた人の心臓をショックを与えて蘇生させる装置です。駅などにも設置が進んでいるようですが、35万円から50万円ほどもするようです。さすが、ビル・ゲイツお勧めの品だけあります。これが10分の1にでもなれば家庭にも随分と普及するでしょう。そしてこのメーカーも潤うという算段です。そのためには、肉食中心の飽食文化の一層の進展が期待されます。しかし、その前に、地球温暖化(牛のゲップが出すメタンガスが結構なる元凶)が進み、AEDのお世話になる前に、皆さん熱中症であの世逝きとなるでしょう。いや冗談ではなく、このままだと本当にそうなりそうです。

以上です。