今日もどちらかと言うと寄り天で始まりました。マザーズ指数はかろうじてプラスを維持し、OSCも+5%の58%ですが、ヘラクレス指数は逆に-2%の66%と調整しており、指数値も-8ポイントほどです。RSIはくしくも両者87%で並びました。

皆さん落ちずに何とかしがみついている状態かと思いますが、新興市場は全般的には直近IPOの下落調整も始まり、これといって利益が上がる銘柄は少なくなっているのではないでしょうか?

しかしまだ頂上を目指す動きが、日経平均の16650円越えで支えられております。日経が16600円を再度割り込むようだと、それにつられて新興市場も調整は必至かと思います。

こういうときはむやみに手出しはせず、個別株での反騰ポジションにある株を買って様子を見る程度にするのが良さそうですね。

今日は、従って前日に買った3036アルコニックス以外は、少し下で指したりしている銘柄もありますが、様子見を決め込んでおります。このアルコニックスは12月7日にOSC33%をつけ、その後少し下げながらも昨日ようやくOSCも8%上げて42%となりプラ転したことと、乖離幅もゼロ位置まで戻していたこと、そして、筆者がトラッキングしている指数値もきちんと切りかえしていたことが、買いの理由でした。今のところ+200円と久方ぶりの上昇ですので正解ですが、こうしたゆっくりと目論み通りに動く株を見つけるのに専念した方が良いかも知れませんが、200銘柄を越える登録銘柄でそうした銘柄は数銘柄しかないのが今の現状です。

昨日は日計り規制で買えなかった6259大崎エンジニアリングを、筆者の家人が今日また買った(というより、掴んでしまった)ようです。一斉に上げすぎた直近IPO銘柄が下げにかかったというのにです。こうしたパターンは、筆者の家人がとる行動ですので、典型的な「負けパターン」です。「山高ければ谷深し」これは古今東西の変わらぬ言い伝えです。その急峻な山の頂上付近から落ちてくる石を拾うのですから、これはどうかしております。しかし、本人は至って真面目です。殊勝にも大崎エンジニアリングの社長のビデオを先ほど聴いておりました。これまで塩漬け以外は1週間以上の長期保有などしたことのない、超短期トレーダーである家人がです。全く矛盾しております。行動ファイナンス理論で言われることそのままの家人の「行動」です。(昨年7月24日付の「アンカリングリスクの9原則」を参照。)そりゃ、大崎エンジニアリングは会社としては良い会社でしょう。上場当日の終値でもPER15.8倍でしたので、これは買いだったでしょう。しかし大崎は、今日ほぼその時の倍は行きました。つまりPER30倍です。

筆者が大和のIPOで当選して売り時を失ってまだ保有している6162ミヤノが、今日の株式新聞で出遅れ機械メーカーとして取り上げられたらしく、出来高を伴って上げておりますが、これは公募価格の425円でPER12.4倍でした。それが260円まで落ち、今日上げたと言ってもまだ317円です。PERは10倍を切っているでしょう。どちらが上げ余地があるのか明白ですね。大崎の今回の上げは需給だけで30倍にもオーバーシュートしての値段です。ミヤノはやはり需給だけでのアンダーシュートしてのPER10倍割れでした。そこからは山を下るか谷を登る?かで使うエネルギー量は雲泥の差です。相場の流れに身を任す方がよほどエネルギー量が少なくて済みます。ミヤノを買っても1ヶ月もすれば400円程度は回復している可能性がありますが、今大崎を買ってもひょっとすると半分になる可能性があります。ましてやここから大崎を50%も上げるには、古代ピラミッド建設で動員したような数千人の奴隷(新たな買い手)が必要かも知れません。誰がそんなことをするもんですか??

こうした長期的な株価の推移を見ながらの判断は筆者もなかなかできませんが、相場全体の概況とこうした個別株の現在ポジションと、最後に買い時の判断としてのテクニカルな手法をうまく組み合わせるということは、実はかなり大変なことではないかと思います。それを機関投資家などに先駆けて動くということでないと後追いになってしまい、果実が少なくなりますね。

しかし、難しくともこうしたことをきちんと日頃から追求して、その手法や見識などを身につけないと、これからの厳しい相場には生き残れません。