東証はまだしも、新興市場は明らかな下落基調で昨日は終わっておりました。ところが、NYが100ドル以上も上げたため、例によって日経にも引きずられる形が高く始まりました。昨日リスクをとって安いところを拾っていた方にとっては千載一遇のチャンスだったでしょう。寄り天はまさに目に見えておりました。こんなに上げている新興株に触手が動かなかったのも久しぶりです。それもこれも下げるはずが一時的な要因で上げているのが見えていたためかも知れません。

日経先物のギザギザ模様に比べて、マザーズ指数など見事な右肩下がりの曲線です。これでは手の出しようがありません。売りから入る以外には勝つ確率は極めて少ないのでしょう。

対抗の○にしてしまった4613関西ペイントですが、これは筆者の反省材料です。9月6日のOSC51%からの、出来高を伴っての下落で昨日はOSCを+2%の37%と戻して前日比ゼロ終了だったものの、まだまだこの出来高では売り方に押されてしまいました。確かにOSCの切り返しは上げの兆候ではありましたが、出来高が伴わない限りこのような結果になります。このような場合のセオリーの1つは、昨日の高値の864円を下回る時に一旦撤退です。そうすると、今日の寄りつきで買った人も軽微な損失で済みます。もちろん出来高を伴いながらの調整の場合はそれを待っていた人の買いが入りますので、あまり拙速に売るのは控えた方がよいこともあります。

もう1つの注目銘柄の6988日東電工は、この株特有のGUして始まってしまいましたが、今のところ7500円を挟んでの水平飛行中です。昨日の高値の7440円を一度も下回ることなく推移しております。今日は強気相場ということでしょうね。出来高も昨日並みです。OSCは+6%の37%です。

昨日の引け際に爆上げした3807フィスコは予想通りの調整でした。上げ過ぎは必ず、場中でも日を挟んでも調整が入るようです。この株のOSCの最低値は9月11日の29%です。今日の前場で41%まで上昇しての終値ベースでは-8Kですので、十分に上昇の余地はあるのですが、逆に相場次第ではOSCが29%に近づくまで下降調整に再度入る可能性もあります。このように、相場のモーメンタムとの相関関係を持ちながら、個別株の動きをどの視点から見ていくかによって、強気になれたり、弱気になれたりするものなのですね。これだから、株式トレードでは、そうしたブレに対する、自分なりの何かの軸と感性で判断しなければならないので、まことにやっかいなものです。完全を期することは不可能です。見込み違いとなった場合の早期撤退と、見込み通りに動いているときの独りよがりの期待を持たないこと、この2つを守れば、後は自分で決めた水準で半ば機械的に利確するということを行っていく以外にはないかと思っております。

いずれにしても、この下落基調では手出しは無用です。明らかな反転が見えるまでは、仕手性の強い銘柄でも物色して退屈を凌ぐこととした方が良さそうですが、絶対に持ち越さないことです。新興市場は個別物色のみの停滞・下落相場となっているようです。