敢えて英語教育に力を入れない教育移住① | シングルファザー海外移住する

シングルファザー海外移住する

1歳の子供を連れて海外移住したシングルファザーが、子育てや仕事との両立を語ります。

教育移住したことを話すと、「英語が話せるようになるからいいよね」と言われることがあるのですが、うちはあまり英語教育を重視していません。それよりもまずは母語として日本語の基礎をしっかり築くことに重点を置いています。

 

ですから、本の読み聞かせは日本語ですし、日常会話では極力英単語を使わないよう、意識しています(例えば息子が「グリーン」と言ったら「緑」とさりげなく言い換えます)。

 

理由は、ダブルリミテッドバイリンガルを避けるためです。バイリンガルには、2言語を高度に操るバランス・バイリンガルもいれば、どちらの言語も年齢相応に発達しないダブル・リミテッド・バイリンガルもいます。後者だと、日本でも海外でも学校や仕事で苦労することになってしまうので、英語早期教育にはこだわらず、まずは母語(日本語)の確立を優先させています。

 

そのお陰(弊害)なのか、息子は相手が日本語話者であろうがなかろうが、とにかく日本語で話しかけます。相手は息子の言っていることの意味が分からずきょとんとしていますが、(何語であろうが)まずはコミュニケーションしようとする姿勢をサポートしています。

 

海外移住したからといって、言語習得が日本国内よりも簡単にできるようになるわけではありません。むしろ、家庭内と外の言語環境が異なることによって、どちらの言語も中途半端になり、ダブルリミテッドに繋がってしまうかもしれません。ですからうちではしっかり日本語を教えていくつもりです。