ぼわたるじ!とどべん?

サーニンです。

 

さあ、今日はどこをせめようかな。

 

やっぱり「自然習得」かな。これも長くなるので、ゆっくりおつきあいください。

 

(ヒッポと英語教室の違い①から読みたい方はこちら 

         https://ameblo.jp/sarnin13/entry-12566605323.html

 

ヒッポファミリークラブの活動は、「多言語の自然習得」です。

いろいろなことばを、勉強しないで自然に習得します。

先生はいません。教科書もありません。カリキュラムもありません。

 

お手本は赤ちゃん。

たくさんのことばが聞こえてくる環境を創ると、誰の中にも自然に赤ちゃんと同じようなことが起こってきます。

 

最初は、ことばにも聞こえません。ただの「音」です。

でも、その音には、どんなことばにも独特のリズムとメロディーがあります。

それを音楽を聴くように楽しむところから始まります。

 

「人間のことばに美しいリズムとメロディーがなかったら、人間はそれを聞き続けることはできなかっただろう」と、この活動を提唱した榊原陽さんが言っていたように思います。

 

大人は、はじめ、意味が分からない音を聞くのが苦痛だったりすることもありますが、赤ちゃんが、繰り返しのリズムのある絵本を好むように、音の繰り返しや独特のリズムやメロディーのあるフレーズを、ただ音楽のように楽しめるようになると、「ことばは本当に音楽なんだなー。ことばによって特徴的な、そのことば“らしさ”があるなー」と感じられるようになります。知っていることばが一つもなくても、その特徴から、何語かわかるようになったりもします。

 

私たち人間は、楽しい音楽を聴くと自然にウキウキしてきたり、鼻歌で口ずさんだり、踊りだしたくなったりしてきます。悲しい音楽を聴くと、自然に暗い気持ちになったり、涙が出てきたりしてしまいます。多言語を聞いていても、ただの音なのに、何一つ意味が分からなくても、「楽しそうだな」「泣いているのかな」「ずいぶん怒ってるな」と、大まかな気持ちが伝わってきます。それが大きくはずれることは、そんなにありません。考えてみたら不思議です。

 

リズムやメロディーと気持ちはリンクしています。楽しい気持ちになると、心臓の鼓動が高鳴り、呼吸が早く、血流もあがります。悲しいときはその逆です。反対に、音楽を聴いて、身体がそのリズムとメロディーにシンクロすることで、気持ちもその状態に共鳴するのです。

 

だから、お母さんと赤ちゃんは、ことばがわからなくても、わかりあうことができます。赤ちゃんも、お母さんの機嫌がいいかそうでないか、きっと感じ取っていると思います。

 

私たちも、知らないことばを話す人に出会ったとき、わからない!と身を固めて心を閉ざすのではなく、心をひらいて、「この人はどんな気持ちなのかな?何を伝えようとしているのかな?」と耳を傾けると、そのリズムとメロディーから、かなりのことを感じとることができると思います。それが、人間の本来持っている自然の力なのです。

ヒッポで多言語の活動をして、いろいろな国の人と出会っていくうちに、感じとる力は研ぎ澄まされていくように感じています。

 

よく、ことばがわからなくても心は通じる、と言いますが、本当は、心が通じているときはことばも大まかに通じているのではないでしょうか。人間は言語的存在です。心とことばは、つながっているのです。心だけが通じることも、ことばだけが通じることもありません。心はことばなのです。

 

「音」に「心」をのせて相手が「味」わってくれたとき、「意味」が生まれます。

昔の中国の人はそんなことを知っていたのかなー、と、漢字には感心させられることしきりですね。