BRM324つくば200 | ロードで遅く走ってもいいじゃない

ロードで遅く走ってもいいじゃない

ロードバイクで起こったあれこれをメインにダラダラ書いていきます。
荒川CRをメインに、飯能や奥多摩方面に登りに行ったりしています。

BBちゃんねるぅ~~~
B(ブルベ)B(部)B(部長)略してB3ですちょうしこきましたすいません。

先日、とうとう念願のブルベ、つくば200に参加してきました。
このブルベにエントリーした理由は、スタート地点が東京の金町と私の家から比較的に近かった、ただそれだけです(ぇ~

今回のつくば200はサークルのブルベ部から
あっつさん
カズさん
さ~く

が参加します。
あっつさんは普段からロング走ってるし、カズさんはブルベ完走経験者、勝ったながははっ。

前日、緊張をほぐすため昼からコーヒーがぶ飲みしたせいか、夜になって全く寝付けず、3時間程度の睡眠で起床する羽目に・・・
気持ち早めに家を出たら、1時間も前にスタート地点に到着、近所のコンビニでコーヒーを飲んで時間をつぶします(ぐびぐび
受付開始15分前にスタート地点へ移動、参加者も徐々に集まってきてますおはようございます。

あっつさん到着。


暫くするとスタッフが到着し、受付の設営が始まります。するとスタッフの1人に腕をポンポンと叩かれる・・・え?あれ?まつさん??


 

居る筈のないと思っていた人が居たので脳が理解するまですっごい時間かかったw

さ~く「えぇ?なんでいるの??」
まつさん「今日はスタッフの手伝いで」
さ~く「びっくした~言ってよw」
まつさん「それにしても、最初のブルベで何でキツいの選ぶかなぁ?」

いまなんて?

え?このブルベってキツいの??

あっつさん「今の人がまつさん?」
さ~く「そうですよ」
あっつさん「はじめまして、ストラバでフォローしてるあっつです」
まつさん「あ~はじめまして、いつも凄い距離は知ってますよね~」

ちょいちょいこのブログでも名前の挙がる、まつさんとよしえさんは昔一緒のサークルで走っていました。
このとき一緒に走ってたメンバーがストラバでフレンド登録してたら、ブルベ300とか400を定期的に走っている走行履歴をみたロングに興味のあるあっつさんや、ベテランのなおきさんからのリスペクトが凄いんです。
ストラバやフェイスブックでブルベの報告が載ると「あの人たちまたブルベ出てるでしょ?すごいよね~」みたいな話はよくします。

さて、そんなこともありつつ参加者の多いブルベだけあって結構な人が集まってきます。
5:30になり受付開始。スタッフに言われるまま訳も分からず必要事項を記入・・・カズさんがまだ来ない。


6:00のブリーフィング開始直前にカズさん到着。

 


 

6:30からウェーブ0のメンバーから順次スタート。私とあっつさんはウェーブ0ですが、カズさんのスタートにあわせてウェーブ2でスタートします。
あっつさんを先頭に試走のお陰で序盤は順調・・・カズさんが少し遅れ気味に。
聞くと体調は悪くないが、足が回らないらしいです。自宅からスタート地点まで45km自走してきたので当然といえば当然か・・・
加えてカズさんのサイコンの調子が悪く、ルートが表示されなくなったとか。
そんな中、気持ちいい追い風のお陰で私は絶好調。あっつさんがペース抑え気味に走ってるけどもうちょっとペース上げてもいいかも?

カズさんの調子が上がらないので、PC1の手前で2度休憩。その間カズさんは持参したおにぎりを食べているので食欲はあるみたい。


この時点で既に予定より30分遅れてる状態。
ここでカズさんをあっつさんに預けて、丁度いいペースの男性と女性の2人組がいたので私だけそれについていき先行しようか・・・
あっつさんなら30分程度の遅れを取り戻すだけの登坂能力あるし・・・ってとこまで一瞬頭をよぎったケド流石にそれはダメだろ。

遅い人を気遣う慈愛の精神

失敗も含めてブルベの経験として受け入れないと。
それにまだ巻き返すチャンスはあるはず。

朝日トンネルはブリーフィングや試走レポートに従い歩道側を走行・・・凄い狭いかなり怖い、ちょっとでもミスると壁や柵に激突しかねないので徐行で慎重に抜けます。



PC1到着。
予想通り想定時間から30分の遅れ、ってまつさんが受付にいた。

まつさん「お、やっときた、おつかれ~」
さ~く「ここまで結構キツいね、このあと登りがあるとか勘弁して欲しいわ」



レシートを忘れずゲット。軽めの補給を済ませて遅れを取り戻したいが・・・



 

あっつさん「ここのおにぎり美味しいよ?もう一個たべちゃお」

どんな胃袋してんだ・・・
さて、ここから山岳ステージ、当初の予定通り各自のペースで登っていくことになるためバラバラになります。
カズさんのルートが表示されない問題は、今のカズさんのペースだとあっつさんのペースにも、私のペースにも合わせられるか微妙。
誰かペースの合う人に着いていって貰うしかない状態。
また、復調した場合今度は私が置いてかれることになるし、復調しなければ私より後ろにいた場合ほぼ確実にDNF。
その辺りを考慮し、私だけ先行してPC1を出発することにしました。あっつさんには早々に追いつかれるとして、復調すればいいタイミングでカズさんも追いついてくるかも。

「いってらっしゃーい」と、まつさんに見送られて山岳ステージ突入。

この斜度異常!!

何これ?白石峠3本登ってる気分。事前に登り耐性付ける為にグリーンラインや定峰峠に行ってなければ瞬殺されてるレベル。
私もまぁまぁ登坂能力に難ありですが、ここまで私を追い抜いていったのは登坂能力の高い3人程度、PC1にいたそれ以外の人は私と同様苦戦している模様。
どうにも我慢できず足を止めたところであっつさんが追いついてくる。

さ~く「うわ!もう追いついてきた」
あっつさん「この斜度キツくない?」

あ~あっつさんでもキツいかw
後で聞いたら両足攣ったりとか大変だったみたい。
私はと言うと以前はそうでもなかったのですが、最近ヒルクライム中に異様に腰が痛くなるようになりました。
この日もキツく、斜度に耐え切れず停車するよりも腰が痛くて停車する方が多いくらい。加えて腕の力がなくなり、二の腕がぷるぷる震えだす。
腰を左右に捻ったり、伸びをすれば楽になるのですが、頻度が結構多い。
で、ただ止まっても仕方ないので押し歩きをしました「葵ちゃんだって押していいって言ったし、完走が目的だし」少しでも前に進んでおかないとね。
この間、男性2名と登坂能力が同じレベルなのか、お互いが休憩中に抜いたり抜かれたりを繰り返し軽く会話を交わします。

やっとの思いで一本杉峠まで登り切りましたが景色や風車やオブジェを撮影する余裕もなくダウンヒル開始。


※ 写真はあっつさん提供です

登ったり下ったりを繰り返し、試走の時、工事中で通行止めだった地点まで到着・・・きのこ山いつ通過した??
ここから少し登れば風返峠、そこからは基本下り、試走のお陰で多少の希望が見えてくる。
時間的には大分盛り返し、予定より15分ほど先行している。きのこ山を意外と早く通過できたみたい、これで完走の可能性が出てきた。
風返峠を越え通貨チェックポイントの朝日峠駐車場直前の登りをゆるゆる登っていると、見慣れた珍しいフレームにパスされます。

???え??カズさん追いついてきた??

朝日峠駐車場でお題の写真を撮影して



さ~く「体調戻りました?」
カズさん「ええ、何とか。この後ルートが分からないので、さ~くさんの後ついて行っていいですか?」
さ~く「ええ、それはもちろん構いませんが、でもギリギリ間に合わないかもしれませんよ?」
カズさん「別に完走できなくても誰に怒られるわけでもないので安全にいきましょう」

このケースを想定して先行しておいて正解だったかな?ダウンヒル前に合流できてホント良かった。
ここから更に1人で走っていたら「もういいかな?」って心が折れていたかもしれない、誰かと一緒だと心強い。
この時点でかなりギリギリの時間帯、周りのほかの参加者も「ギリギリじゃない?」と話してる。
リスタートするも、ちょいちょい現れる登りでノロノロ登っていると、カズさんが横から私の腰に手を添えて押してくれます。ううぅ、優しさが身に染みる。

地味な登りが終わり大下り。
ここで時間取り戻そうと調子こいてペース上げてダウンヒルしてたら、スピード防止用の段差で危うく転倒しかける。
何とか下りきり、地味な向かい風の中PC2を目指します。
同じくらいのペースの男性と女性の2人組と男性1人のトレインに相乗り、あれ?男性と女性の2人組は往路で一緒になった人だし、もう一人の男性は登りで抜いたり抜かれたりしてた人だ。
2人組の内、男性が引いているのですがペース配分が完璧で、登りで女性が遅れることを考慮してPC2にギリギリ間に合うペースを維持してます。
途中で男性一人が飛び出し、私とカズさんも追走します。
PC2直前の坂で置いてかれるも何とか無事クローズ10分前に到着。先行してた男性と「お疲れ様~何とか間に合いましたね」と同じ目的を持って走っている苦労を分かち合います。



 

男性と女性も少しして到着、ペース配分すげぇな。
忘れずレシートをゲット。あっつさんにPC2ついたら写真アップするように言っておいたけど・・・
1時間前に到着してやがる!試走の時みたいにレシート貰い忘れてないよね?

PC2で食事とトイレを済ませて出発となった時点で周りに誰もいない・・・本格的に最後尾だなこりゃ
17:30にPC2を出発、ここから40kmを2時間半で走らなければなりません。通常なら余裕ですが、都市部に入れば信号ストップが増え、暗くなるとペースが上がらなくなる・・・ナイトライド練習しときゃよかった。
いつの間にか追い風になってるが、どんどん暗くなってくる。往路では気持ち良く走った手賀沼(小)の道も街灯がないため真っ暗でペースが上がらない。


私のライトだと光量足りず、後ろから照らすカズさんのライト頼りになります。
そのカズさんのバイクから「ふぉんふぉん」といった謎の異音が・・・大丈夫??
途中一人で走っている女性の後を付いていくけど、私の入れたルートとは別の方向に行ったように思えたので、ルートを信じて進んでみると・・・あ、さっきの女性が正しかった。

ここで更に道を間違えもたつき、完全に2人旅。
この後もちょいちょい道を間違えて戻るの繰り返し。都市部に入り街灯で明るくなるも今度は渋滞に巻き込まれ足止めを食らう。
渋滞は歩道を利用し強制回避し限界までペースアップ、流石に信号だけは守る。

何とか必死の思いでゴールのコンビニに到着。時間は19:50と超ギリギリ。(クローズは20:00)


 

カズさんお疲れさま~
PC2まで一緒だった男性と再会「お疲れさまぁ~何とかゴール間に合いました」とお互いの健闘を称えあいます。
レシートをゲットし、ゴール受付を済ませ念願のメダルを1000円で購入します。



これです、このメダルがどうしても欲しかった。
今までは「200kmを走ったことがある」でしたが、この小さくて軽く、ささやかなメダルは「世界の基準で200kmを走りきれるだけの実力と知識と経験を保持している」事の証明。
これからの自分に対しての大きな自信と支えになると思います。
でも、往復の追い風、ポイントポイントで色々な人に助けられ、自分一人の力だけでゴールできたか怪しい、まだまだ精進が必要ですね。
あっつさん往路をずっと引いてくれてありがとうございます。カズさんも最後まで付き合っていただきありがとうございました。
あっつさんは1時間以上前にゴールしてました。参加したブルベ部のメンバー全員完走認定です。
 

ゴール後、自走で帰宅していると緊張の糸がきれたのか、睡眠不足からの眠さが爆発し赤信号や停車中の車に突っ込みそうになりましたが無事帰宅。
風呂に入って疲れを癒していると両手に痛みが、え?両手の親指怪我してる?なんで?
どうやらブラケットを強く握っていたのが原因みたい。2週間ぐらい痛みが抜けませんでした。
そだ、200kmも走ったんだから少しは体重減ってるかな?休憩中に和菓子で補給してたり、PCでいつもより食べたからむしろ増えてたりしてw

・・・・

体重2kg減ってんだけど・・・ブルベこえぇぇぇ

ちなみにこの日、カキさん、なおきさん、ヤギさんは日本酒飲み放題のイベントに参加していて、酔っ払い共の上機嫌の写真が投稿されていました・・・



ダメな大人がっ!!