天皇賞秋
◎マカヒキ
◆本重賞の傾向
・2015年以降は馬場傾向が変わり、まさかの外枠有利に。
・瞬発力必須のレース。
・好走時の上がり平均タイムが34秒5未満向き
・芝マイル重賞の連対馬が穴をあける
・前走芝1800m以下の馬が穴をあける
◆血統傾向
・ディープインパクト産駒、キングマンボ系が中心だが、取捨が重要
◆考察
今年も多数のG1馬が揃った天皇賞秋。先週とは違った見所のあるレースを期待したいですね。
秋天は、瞬発力があって、速い上がりのレースが得意な馬を狙うレース。今年は逃げ馬不在で、スロー濃厚です。2014年までなら内枠先行有利になりそうですが、2015年以降はまさかの外枠有利。今週の土曜日は外差しが決まっていますので、天皇賞秋もスローから末脚を発揮できる馬に有利な馬場になりそうです。
まず、ポイントとなる好走時平均上がりタイムはこんな感じです。(平均上がりタイム算出の際は、極端なレースの影響を避けるために、最大値と最小値は省いています。)
◻︎好走時の平均上がりタイム
マカヒキ 33.8
スワーヴリチャード 34.1
ステファノス 34.1
キセキ 34.2
ヴィブロス 34.3
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サングレーザー 34.5
アルアイン 34.6
サクラアンプルール 34.7
レイデオロ 34.7
ミッキーロケット 34.7
ダンビュライト 35.0
下位人気の二頭は計算していませんが、それ以外の11頭で見ると、イメージ通りかなと言ったところです。
たとえば、一昨年のダービー馬マカヒキは、究極の瞬発力と速い上がりでダービーを制した馬で、好走時の平均上がりタイムはメンバー最速の33.8秒。それに対して、超スローのダービーをロングスパートで制したダービー馬レイデオロは、好走時の平均上がりタイムが34.7秒とかなり遅めです。マカヒキが古馬G1を勝てるとすればスローの天皇賞秋かジャパンカップ、それに対してレイデオロは宝塚記念と有馬記念向きと考えています。
ちなみに、1番人気のスワーヴリチャードは、天皇賞秋、ジャパンカップ向き。4歳秋で本格化しており、ここも勝ち負けでしょう。ただし、問題は仕上がり具合。どうも、8割程度なのを陣営も認めているようです。帰厩が遅れた影響なのか、ジャパンカップが狙いなのかわかりませんが、本命にはしにくいところです。
スワーヴリチャードがあやしいとなると、傾向からはマカヒキ。昨年秋は馬場に恵まれないレースが続きましたが、今年はこの馬に向いた絶好の外差し良馬場。5歳秋のディープインパクト産駒が復活する可能性はあまりないのですが、鞍乗も好調の武豊騎手ですので、一発に期待します。昨年の秋三戦は(毎日王冠、秋天、JC)すべてマカヒキを本命にしながら敗退。今年こそはという気持ちです。
◆過去の予想
2017年 ◎マカヒキ 5着 9番人気
2016年 ◎アンビシャス 4着 4番人気
2015年 ◎アンビシャス 5着 4番人気
2014年 ◎デニムアンドルビー 7着 6番人気
2013年 ◎ジャスタウェイ 1着 5番人気
2012年 ◎ルーラーシップ 3着 2番人気
2011年 ◎エイシンフラッシュ 6着 3番人気
2010年 ◎ブエナビスタ 1着 1番人気