天職にめぐり会えた人は、この上なく幸せな人だと思う。天職とは、世間体や社会的地位とは関係なく、その人の天分を生かす仕事だ。
この物語の主人公古倉恵子にとって、コンビニ店員は、正に天職だと思った。バイトであっても給料が安くても、彼女はコンビニ店員として、生き生きと生活している。コンビニ店員で居続けることが、彼女の幸せなのだ。
幸せとは、世間一般で言われている「正社員になる」「結婚して子供を設ける」というオ-ソドックスなコ-スとは、必ずしも一致しないということを、改めて考えさせられた。
私自身も、自分の天分を生かす道、自分の身の丈に合った幸せを見つけていきたい。