人生の約束 | つましくても、ささやかな幸せ

つましくても、ささやかな幸せ

地位もお金も能力も無くても得られる、日々のささやかな幸せを記します。
内容は、映画・演劇・美術鑑賞&読書感想文&旅行記&趣味の手品&日々の出来事などです。


 がむしゃらに働き、営業成績を上げ、会社を大きくすることしか頭に無かったような人間は、どこか大切な忘れ物をしてきたように思わせる映画だった。
 非情で会社を大きくすることが全てという人間だった主人公祐馬が、友の死で、人と人とが触れ合うことの尊さに気づいていくスト-リ-に感動した。私自身は祭りの企画に携わった経験は無いが、祭りによって人と人・故郷と人がつながっていく様が実感できた。曳山祭りの高揚が、素晴らしくて涙を誘った。その「つながり」が、お金では買えない尊い宝物だと思った。
 「立ち止まってみることも大切」「40代は人生の踊り場。踊り場からだったら過去も未来も見える」「失ってから気づくことばっかりだ」。重いせりふがいくつもあった。
 人と人とのつながりについて、人生について、いろいろ考えさせられた。