映画感想の納屋 -2ページ目

映画感想の納屋

映画を見たら書きます。


映画内の一曲を丸々流すと言う予告で多くの人に印象を残しただろう。
かく言う私も公開前に歌を気に入りyoutubeで検索をかけてしまった程だ。予告では話も良くわからないのに、こんなにも惹きつけるというのは面白い。
因みに話としては、生まれつき魔力の強い娘として生まれたエルサ女王はその魔力を制御出来ず、皆に化け物と言われ、一人北の山へ引きこもることにする。しかし、女王の魔力は暴走してしまい国は冬に包まれる。国に夏を、幼き頃は仲が良かった愛しの姉を取り戻すためにアナは北の山へと向かう……と言ったものだ。
話自体は、いわゆる童話である。ストーリーを求めて映画を見るのだとしたら少し物足りないかもしれない。
しかし、歌がいいのと、何より映像が綺麗だった。


(以下、ネタバレを含むので注意)

同時上映だったミニーを取り戻せと、最初のノコギリのシーンなどは非常に3Dを意識した演出で、ずっとこのような調子なら2Dではなく3Dで見れば良かったなと思ったが、後半では2Dでも充分楽しめた。勿論、雪が止まるシーンなど3Dの方が楽しめるシーンもちょくちょく見かけたが、悔しく思う程ではなかった。ただ本当にミニーを取り戻せだけは3Dで見直したい。ミッキーやミニーがなかなか残酷な笑いをしているのが初期を思い出し、好みだったために悔しさも一塩だ。

雪の映像がきれいなのは勿論。最近の3DCGは本当に質感が良く、アニメ頭身の人物でも繊細な映像が創れるから素直に感動して楽しめた。この後に初の3DCG作品であるトイストーリーに戻ってみるなんて言うのも面白いかもしれない。

そして人物の動きや表情も細かく、ハンス王子とのキスする寸前のアナの表情は絶妙に揺れる恋心が表現されていて素晴らしかった。

映像点で一つ不満を入れるとすれば、オルフが劇中で「雪に黄色は似合わない」と言っているにも拘らず、字幕が黄色かったことだ。恐らく、白ばかりの映像なので目立つように黄色にしたのだろうが、少々目立ち過ぎていて折角の映像が勿体無く思った。

オルフはコメディキャラなのだが、夏を夢見る雪だるまと言うのが大変いい味を出していた。アナに愛を教えるシーンなんてはやられた人も多かったのではないか。私はすっかりやられ、オルフが大好きになってしまった。最後の夏が戻ってきて、「今日は人生で最高の日だ。最後の日だろうけど」なんてセリフもとてもいじらしい。名脇役であった。