【 問題視は無自覚の敵対視 】




身体の病気にも通ずる、「何かを問題と見る」のは、不健康な視点です

ここ2日、不登校のお子さんをお持ちの親御さんのセッションが続いています

お一方は、もともとお心の広い方で、私のアンケートの「健康脳チェック」も半分しか該当しないくらいの方で、お子様の話は一切せず、その方の「今、求められている魂の課題」を掘り下げていました

もうお一方は、ご自分のことに意識を向けるよりも、やはり、どうしてもお子さんへ意識が向いてしまうようで、お子さんの現状を通して、ご自分を内観する形でセッションを進めました。

不登校の親御さんは、

「子供に苦労させたくない、何を考えているのか教えてほしい、親の気持ちを理解してほしい、親の意見に少しは耳を傾けてほしい」という欲求も多いです

●例えば、

もしも、あなたが不登校だった場合、

親御さんから

1、「どうして学校に行かないの?何かあったの?このまま行かないで、将来どうするつもりなの?」

と言った感じで、「学校行かないこと」をどこか問題視する意識で接されたら、どう感じますか?

2、「学校に行かない選択もありだよね。最近は、教育も見直されてきて、ホントいろんな形が生まれつつあるよね〜。エジソンとかも学校行ってなかったらしいよ〜」

と、なんか不登校から広がる世間話みたいな感じで雑談する、「もっと教育もこうなったら良いよね〜。不登校の明るい未来」的な、前向きで明るい意識で接されたら、どう感じますか?

1は、「自分はダメなんだ」と思いかねませんし、そんなダメな自分から現実逃避したくなって、ますます心を閉ざすかも知れません
それに「自分は親にとって問題なんだ」という感覚が伝わると、そんな親の言うことを聞きたくない!と反発してしまいかねません

2は、自分のことに話が留まらない点など、お子さんとしては気が楽かも知れません。また、不登校でも明るい未来があるんだ〜ふぅ〜ん、程度の「感覚」がお子さんに知らぬ間に心の余裕や希望を作り出すかも知れません。また不登校にしかできない現代教育に対する改善点などの提案も自分には可能なのかも知れない、とまで視野を広げられるキッカケになるかも知れません

1と2では、どちらの意識で接した方が、

結果として

不登校のお子さんは「親御さんの意見に耳を傾ける」ようになるでしょうか?

本当に欲しいもの(わかり合いたい等等)のためには、

短絡的で衝動的な行動を避けた方が良いことも、多々あります

心理学や心理ワークや心理カウンセリングなどでは、

「本当に欲しい結果」にコミットするために、

丁寧に丁寧に自分の感情と向き合ったり、

丁寧に丁寧に、1つずつ自分の考えを言語化したり、

その先で、具体的な自分でも可能な解決法に行き当たったりします

この作業は、本来なら誰もが一人でできる作業なのですが、

多くの人は、それをやりません

「やり方を知らない」と言った感じです

私はこれを義務教育で教えた方がいいな〜と思っています

成功者(経済的にも精神的にも豊かな方)の多くは、

自分の感情の取り扱い方を熟知しており、

目的を果たすために必要な緻密で具体的な筋道を立てることも当たり前であり、

それをやりのけてしまうエネルギーに満ちています
※エネルギーがあるかないかは、その人間の「前提に設定した自己認識と世界観」に左右されているように感じます

世界はもっと、やさしくなれる