3月27日 №403
彼女はヨセフの上着をつかんで「私と寝ておくれ」と言った。しかしヨセフはその上着を彼女の手に残し、逃げて外へ出た。
創世記39章12節
主人の妻は、言葉の誘惑を越え、行動に出てきました。物事の道理も通じません(8節)。ヨセフは「どうか、私の道を堅くしてください。あなたの掟を守れるように」(詩119の5節)と心で叫びながら、自分の着物を掴み、迫る女から力ずくでやっと逃げました。
女の手に残ったヨセフの着物は、主の言葉、「からだの一部を失っても、からだ全体ゲヘナに投げ込まれるよりは、よいからです」(マタイ5章29~30節)の文字通りの実践でした。
罪との戦いの勝利は、相手を倒すことでも、自分の力を出し切ることでもなく、神に逃げることです。ヨセフの行動は、主人の妻から逃げた、というよりも、「神の御手に逃げ込む」ことでした。「からだを殺して魂を生かす」とは、生易しいものではありません。
友よ。人生には、様々の誘惑や困難、試みが襲ってきます。それらに雄々しく立ち向かう時も必要でしょう。でも、もう一つの方法もあります。それは、「主に逃げる」ことです。どうしようもない時、「主に泣く」ことも、主に逃げることの一つの大切な道です。