1月10日 №327
  
「あの方も、あなたを迎えに四百人を引き連れてやって来られます。」。そこでヤコブは非常に恐れ、心配した。

創世記32章6・7節

 ヤコブのこの時の心境をたとえて言うならば、空は雲ひとつない晴天なのに向こうから大津波が自分に向かってくる、というところでしょう。神との関係に曇りがないはずなのに、現実では生きるか死ぬかの大波に飲み込まれようとしています。

 ここで彼が考えたことは、この大波をいかにくぐり、損失を最小限にするかでした。すると、人々や牛や羊などの財産を二組に分け、片方が奪われている間に、もう一方を逃すことが最も賢いやり方になります。ここもヤコブそのものです。

 エサウ率いる400人の大津波は、ヤコブを完全に水の中に沈める、神の天使たちの群れです。「あなたの大滝のとどろきに、淵が淵を呼び起こし、あなたの波、あなたの大波は、みな私の上を越えて行きました」(詩篇42篇7節)とは、この詩篇の作者を襲った苦難と行き詰まりでした。
 
 そしてそれらは、彼のいのちを十字架で殺し、主の復活のいのちに生き返らせる神の愛だったのです。大波から逃げてはなりません。受け取って生きるのです。