11月6日 №262

するとヤコブは、「今すぐ、あなたの長子の権利を私に売りなさい。」と言った。

創世記25章31節

野をかけ回り飢えて帰ったエサウを待ち構えていたのは、狡猾なヤコブでした。ヤコブは、わずかスープ1杯で、かけがえのないものを手に入れようと取引を持ちかけます。それは物々交換ならぬ、「霊物交換」で「神のもの」と「世のもの」の交換でした。

 「煮物を食べさせてくれ」と兄に言われた時、瞬時に「長子の特権を売りなさい」とヤコブの口から出たのはなぜでしょう。それは、常日頃「何を考え、何を求めているか」によります。ヤコブの願いは、神の祝福、とくに「長子の権利」を得ることでした。

 ここで、「長子の権利」=「信仰の後継ぎの権利」=「神の国の世継ぎ」=「永遠のいのち」とすることができます。二人の行動原理は、ヤコブは神のものを求め、エサウは地上の物を神のものより必要としていました。

 ヤコブが用いた手段の善し悪しは別としても、彼の行いは聖書的真理の一面を表します(マタ7章7節参照)。

 
友よ。必要なものは神の祝福です。人生は奇麗事では済まされません。あらゆる知恵を用いてでも神の祝福を求めた姿は、私たちへのメッセージです。