8月29日 ヨシュア記No115

彼らはヨシュアに、「わたしたちはあなたの僕でございます」と言うと、ヨシュアは尋ねた。「あなたたちは何者か、どこから来たのか。」

ヨシュア記9章8節

 ギブオンの人々は実に善良に見え、神を否定するどころか、仲間に加わろうと必死です。彼らの態度を見て、ヨシュアたちは彼らを仲間に加えることにしますが、それは正しかったのでしょうか。

 ルツ記では、飢饉のために一つの家族がモアブへ移住しました。そこでナオミは夫を失い、さらに二人の息子をも失います。仕方なく故郷に帰るナオミに、二人の嫁たちもついて来ました。ナオミの説得によって嫁の一人オルパは帰りますが、もう一人の嫁のルツは姑から離れませんでした。

 なぜオルパは帰ったのでしょうか。彼女がナオミについて来た理由は、この家の嫁としての義務感、三人とも夫を失ったことによる痛みと悲しみの共有意識、人間愛でした。しかし、「兄弟たち、わたしはこう言いたいのです。肉と血は神の国を受け継ぐことはできず、朽ちるものが朽ちないものを受け継ぐことはできません。」(Ⅰコリ15章50節)。

 友よ。ギブオンの人々に対するイスラエルの博愛でも、オルパの素晴らしい家族愛でも、神の国に入ることはできません。それは、イエスを主と信じる信仰によってのみ可能です。オルパは帰りましたが、ルツは、「あなたの神はわたしの神」(ルツ2章16節)と告白しました。「命を与えるのは霊である。肉は何の役にも立たない」(ヨハ6章63節)との御言葉を、オルパとルツに見ることができます。今日も「イエスは主」と告白しましょう。