7月19日 ヨシュア記No79

民は鬨の声をあげた。民が角笛の音を聞いて、一斉に鬨の声をあげると城壁が崩れ落ち…この町を占領した。

ヨシュア記6章20節②

 神の民の一斉に叫ぶ声によって、ついに堅固な城壁が崩れ落ちました。このことが起きるまでに、六日間で六回、七日目には七回、角笛が鳴り響きました。

 聖書の救済史は、①エデンの時代…追放の裁き ②救済宣言の時代…大洪水の裁き ③信仰の選民時代…エジプトの奴隷 ④律法と預言の時代…バビロン捕囚 ⑤待望と救済の時代…亡国の裁き(AD70) ⑥世界宣教の時代…再臨・千年王国 ⑦救済完成の時代……と、七つに区分できます。そして⑦について、黙示録によれば、七人の御使いが七つのラッパを吹くごとに災いが来ました。六つの時代と最後の時の七つの災いに、エリコの陥落までの日数と角笛の鳴った数が重なります。

 エリコの城壁の中に住む人々には、六日間の角笛と七日目の七回の角笛の響きが聞こえていましたが、堅く戸を閉ざし続けました。もしも彼らが、七日間のいずれかの時に城門を開けていたなら、徹底的に滅ぼされることはなかったかもしれません。

 友よ。あなたの心の城壁はどうなっていますか。エリコの人々のように城門を固く閉め続けていませんか。それとも、主の軍隊に明け渡し、支配していただいていますか。エリコの陥落も世界の終末も、そしてあなたの人生も、神の救いの法則を示す聖書の中に啓示されています。イスラエルの民が戦って勝利する姿も、エリコの滅びに至る頑固な姿も、あなた自身への神の愛の啓示です。