4月20日 №115
ダビデは立ち去り、ヨナタンは町に戻った。…ノブの祭司アヒメレクの所へ行った。…「それよりも、何か、パン五個でも手もとにありませんか。ほかに何かあるなら、いただけますか。」
サムエル記上21章1~4節
ヨナタンの「矢はお前のもっと先ではないか」との声に、サウルの自分への殺意を知ります。そこでヨナタンと別れ、部下を持つことも、家族へ身を寄せることもできず、その場から逃げました。
彼が最初にノブの祭司アヒメレクの所に身を寄せたのは、今後のことで主に祈ってもらいたかったに違いありません。しかし、彼を占領している恐から、「特務を果たすべく来ている。…パン五つを」と、偽りで自分を守る他ありませんでした。
さらに、そこでサウルの家臣の一人ドエグと出会った時も、恐れから武器を所望し、ついには敵陣ガドの王アキシュのもとへ逃げ込みます。そこでもアキシュを恐れ、、ひげによだれを垂らしてまで気が狂った振舞いをします。さらに、城門の扉をかきむしったりまでしました。昨日の勇者は今日の落人と狂人になっていました。
勇者ダビデの凋落の出どころは、「恐れ」でした。恐れは、自分の能力を超えたものに対してもつ人間の特性です。病に、貧しさに、なによりも死に対し、しかも霊の死に対して。さらなる恐れの根は、「死のとげは罪であり、罪の力は律法です」(Ⅰ一コリ15章56節)。
友よ。恐れからの解放は一つだけです。出来事や状況の好転ではなく、「だれと共にいて、だれと結ばれているか」です。主こそ、「私はあなたたちと共にいる」(ヨハ7章33節)お方です。