☆先に報告した「ローマ書聖書講解」は今晩からZoomで参加していただけます。
アドレスは、聖書日課の後に記します。

1月28日 №33

…ペリシテ軍は戦い、イスラエル軍は打ち負かされて…。神の箱は奪われ、エリの二人の息子ホフニとピネハスは死んだ。

サムエル記上4章10~11節

 出エジプトして荒れ野に入り、神が最初に示されたことは幕屋建設でした。幕屋には動物を献げる庭があり、その先に聖所、さらに奥に至聖所が置かれ、そこに契約の箱が安置されました。この戦いで勝利を得ようと持ち出したのは、この「契約の箱」でした。

 「契約の箱」は、三位一体の神と人間との関係を最もよく見える形であらわしたものでした。「契約」は、それぞれ独立した者同士が、一つになり、一つのことを為すために必要です。神は人をご自分の形(自由意思を持つ者)に、型どって(三位一体の神・愛の型に)、男と女を創りました(創1章27節)。従って、神であっても人を自分の思いのままにすることはできません。人の同意が必要です。

 箱の中にはモーセの十戒(言なる神)がありました。箱の蓋(ふた)は「贖いのふた」と言い、「イエス・キリストの十字架」を表しました。その上にケルビム(天使ではなく聖霊)が置かれました。
 人の救いは、父なる神が、御子イエスを遣わして十字架で罪を赦し、聖霊がその恵みを人に示します。その聖霊に導かれ、イエス・キリストの十字架を通って、父なる神へ行くことが「人の救い」です。

 友よ。神の恵みは、病や欠乏に合わず、人々と仲良くすることではありません。父なる神と御子イエス・キリストと聖霊の三位一体の中に、自分が入って生きることこそ人の救いです。そこは一番狭くて、一番大切で、一番命の豊かな教会でもあります。

☆Zoom参加はこちらより
*聖書講解 28日(木) 夜8:00
https://us04web.zoom.us/j/9035320167