そこで彼らはことづけしてヨセフに言った。「あなたの父は死ぬ前に命じて言われました。」
創世記50章16節
兄たちは、父がいなくなったことで、ヨセフからの復讐を恐れています。親が死ぬと、兄弟同士の関係が変わり、「兄弟は他人の始まり」と言われるように、骨肉の争いになるケースも数多くあります。
兄たちは、「死人に口なし」を利用して自己弁護を計ります。それを権威づけるために、ヨセフが愛する父の名を持ち出し、「父は…言われた」と語りだします。兄たちの嘘の出所は不安からです。その不安はヨセフに向いていますが、彼こそは誰よりも信頼に足る人です。同じように、人々は一番信頼できるはずの主イエスに対して不安を抱き、直接本心を語らずに、遠まわしな会話をしています。
この不安を解消するためには、兄たちが行った「ことづけ」を止め、他人を介入させずに、自分で近づいて直接話し合うことです。それは、「御言葉を聞く・祈る」という作業を自分自身で毎日実行することです。だれかを通して聞き、人に自分の思いを話し、主に告げたかのように思うことを止めることです。友よ。ここだけはクリスチャンの譲れない一線です。