こうしてヨセフは彼らを三日間、監禁所にいっしょに入れておいた
 
創世記4217
 
ヨセフは、兄たちの罪についての確固たる証拠や証言もないままに、監禁所に3日間も拘留しました。訳のわからない彼らは、どれほど戸惑い恐れた3日間だったでしょうか。
 
兄たちは、ヨセフを同じように扱い、殺さないまでも奴隷に売りました。人は、自分が他者に与えた害は忘れますが、同じ恐怖と戸惑いを経験してそれを思い出します。自分の知識と経験を超える不条理には、人生の深い意味が隠されています。その意味がわかるなら、人生はさらに深く豊かになります。その意味とは、「原罪(存在の罪)」です。人間の、社会の、歴史の矛盾と解決を見いだせます。人生の矛盾の根本は「原罪から」、人生悪や歴史悪の解決は「原罪の解決から」です。原罪は、人の根本的弱さです。自分で自分を傷つける矛盾です。他者を傷つける元凶です。原罪を理解するなら、自分と他者への許しと愛、悲しみ、慈しみなどが出てきます。ヨセフ(イエス)が兄たち(私たち)に起こしている事の意味を知るなら、恐れはなくなります。
 
友よ。誰も、愛していない人には係わろうとしません。主は、あなたを愛しているからこそ、あなたにとって迷惑と思うほどに深く係わるのです。