1225日 №270
イサクは、彼の父アブラハムの時代に掘ってあった井戸を、再び掘った。
イサクは、典型的なクリスチャン二世です。よく「二世はニセ者(偽物)」と揶揄(やゆ)されますが、クリスチャン二世の素晴らしさがこの井戸事件でよく表されています。
ペリシテ人たちは、次々と井戸を塞いでイサクに嫌がらせをしますが、それでも彼は井戸を掘り続けます。普通世間では、このようなことが繰り返されると、口喧嘩から暴力へ、さらに殺し合いへと発展するものです。しかし、イサクは決して争いません。イサクが争わないのは、父の時代に掘った井戸の場所を覚えていたからです。そこに行って、このように掘れば、必ず水が出ると知っていたので寛容になれました。水はいのちそのものです。主は、「永遠のいのちの水」について、井戸のかたわらで話されました(ヨハネ4章1~26節参照)。
「井戸」とは「永遠のいのちの場」「神との交わり」を象徴的に表しています。イサクは、「どのように神と交わるか」を、父の生き様から学んでいました。これが二世に与えられた最大の恵みです。愛するクリスチャン二世諸君!あなた方には井戸の場所を記した地図が渡されています。そして、一世諸君!あなたも信仰の父アブラハムの二世です。