1211日 №255
アブラハムの死後、神は彼の子イサクを祝福された。
 信仰深い父に育てられ、「信仰の遺産」を相続したイサクは神に祝福されました。しかし、親の信仰が自動的に子どもの信仰とはなりません。信仰は一人ひとりのものです。
どうして信仰が「相続財産」になるのでしょうか。それは、「模範」という財産になるからです。親の生き様(模範)が、子には財産となります。親が子に残す最大の財産は、信仰の遺産、「神に従う模範」です。主イエスの御生涯は、弟子たちへの模範でした。後に、弟子たちが聖書を正しく書き残せたのは、主イエスの言葉以上に、彼の生き様(模範)によって、多くのことを学んでいたからです。
友よ。「あなたはどんな模範を家族や人々に示していますか」と問われると頭を抱えますか。「無い袖は振れない」ように、持っていないものを相続させることはできません。まずは、自分が持つことです。幸い、私たちもアブラハムの跡継ぎで、信仰の父の財産を相続することが許されています(エペソ1章18節)。それは、日々与えられる御言葉に真剣に向き合い、祈り、受け、行動することです。すると、その財産は霊の銀行に豊かに振り込まれ、蓄えられます。すると、後に子供たちが必要になった時、神の銀行から引き出して使うことが出来ます。