6月27日 ヨシュア記No57

イスラエルの人々は荒れ野を四十年さまよい歩き、その間にエジプトを出て来た民、戦士たちはすべて死に絶えた。彼らが主の御声に聞き従わなかったため、

ヨシュア記5章6節
 
 民は、エジプトを出て荒れ野で四十年生活し、ヨルダン川を渡りカナンに入りました。しかしこの時、出エジプト時に成人していた者は荒れ野の四十年の間に皆死んだことが記されています。

 荒れ野で死んだ人々を、「彼らは神の子になったが、肉に生き、聖別の生活に失敗した(死んだ)」と読んでみてはどうでしょうか。それらのことを、「ああ、物分かりの悪いガラテヤの人たち、…『霊』によって始めたのに、肉によって仕上げようとするのですか」(ガラ3章1~3節)「キリストの教えの初歩を離れて、成熟を目指して進みましょう」(ヘブ6章2節)と、聖書の御言葉が教えています。肉から霊に、初歩から成熟に進めなかった者たち。彼らは「肉と初歩」で生きてしまい、「霊と成熟」には死んだ状態でした。

 「…あなたたちを住まわせると言った土地に入ることはない。ただし、エフネの子カレブとヌンの子ヨシュアは別だ」(民14章30節)とモーセは誓いました。この例外の二人は、霊によって歩む成熟した者たちでした。

 主に贖われ、神の子となった友よ。多くの信仰の友人たちは、聖霊に支配されて生きるカナンに入れず、肉に従って生きる、荒れ野にとどまったままの死者のようです。あなたはすでに「原罪」の罪と死に打ち勝っているのですから、この世の勝利者にもなってください。